花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

晩秋の草花の実から、黒く輝くヤブランの実、ワルナスビ、カラスウリ、他。

2022-12-04 | 草花の実
八王子の明日の朝の気温6℃で日中も7~8℃で殆ど上がらずもう冬ですね。
なかなか写真の整理も出来ていませんが、まずは晩秋の草花の丸い実からです。

ヤブラン(藪蘭 )      別名:リリオペ
キジカクシ科ヤブラン属 、多年草、花期:8月~10月
黒光りして非常に綺麗です。 

アオツヅラフジ(青葛藤)  別名:カミエビ
ツヅラフジ科アオツヅラフジ属、つる性落葉木、雌雄異株、有毒植物、 
青い色の実がなります。

ワルナスビ(悪茄子)  別名:オニナス
ナス科ナス属、多年草、北米南東部原産、要注意外来植物。
秋ごろミニトマトの様な緑の実がつき、やがて熟すと橙黄色になります。
ワルナスビに含まれている有毒成分は、ソラニンとチャコニンです。
ソラニンとチャコニンはグリコアルカロイドとも呼ばれており、
体重50kgの成人が約0.05g摂取すると嘔吐や下痢、腹痛などの中毒症状を引き起こし、
約0.15~0.3g摂取すると死亡する可能性があります。

サオトメカズラ(早乙女葛)     別名:ヘクソカズラ(屁糞葛 )
アカネ科ヘクソカズラ属、多年草、花期:8月~9月、
至る所に多い雑草、葉や茎に臭い匂いがあることからヘクソカズラと. 一般的に呼ばれている
オレンジ色のつやつや小粒がたくさんなっているのが熟すとこんな感じです。

カラスウリ(烏瓜)
ウリ科カラスウリ属、多年草、花期:8月~9月、雌雄異株、 
実は、最初は緑色で縦じま模様があり、緑 → だいだい色 → 赤 と色が変わっていく。


▼白いナスと黄色いナスが収穫されることもなく結構な数が取り残されていました。

黄色いナスといっても下ものはとは違います。

ツノナス(角茄子)  別名:フォックスナス、キツネナス


だんだん実の形も丸くはなく色々な形からです。
オナモミ(雄菜揉)
キク科オナモミ属、1年草、花期:8月~10月、
秋から冬にかけて衣類にくっつき、とげとげとした実を皆さん一度は目にしたことがあると思いますが、これが生薬になる。
オオオナモミとオナモミと一見区別がつきませんが、数多くの実がくっいて付きのがオオオナモミ、
実が少なく、離れて付き、トゲも少ないのがオナモミです。多分これは

ノブキ(野蕗)
キク科ノブキ属、多年草、花期:8月~10月、
そう果は放射状に並び、冠毛はなく、先の方に腺体がある。

センニンソウ(仙人草)  キンポウゲ科センニンソウ属、
名の由来、諸説あるようですが、種子に生じる綿毛が仙人の頭を想起させるとして命名が納得しやすい。
似たものにボタンヅルもありますが、今年は終わっていました。

これも似ていますが多分クレマチスと思います。

木の実に付いてはまたの機会にいたします。
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昆虫観察、雪虫が飛んでいる。冬に向かう昆虫と幼虫、蛹など。

2022-12-01 | 昆虫
11月も昨日で終わり今年も最後の月に入りました。
未だ今年を振り返るのは早いかもしれませんが、昆虫観察として投稿するのも
最後かもしれませんね。
今年は暖かい日が時々あるせいか、最近でもトンボを見ることもありました。
11月24日に雪虫が飛んでいるのを見ましたが、小さい虫なので上手く撮ることが出来ませんでした。

ユキムシ(雪虫)
雪虫(ゆきむし)とは、アブラムシ(カメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ上科)のうち、
白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称。体長5mm前後の全身が、綿で包まれたようになる。by Wikipedia
アブラムシの仲間だったんですね、代表的には具体的な種としては、
トドノネオオワタムシ、ヒイラギハマキワタムシなどが代表的な存在である。 
多分下の写真も上のどちらかなんでしょうね、私には特定できませんが、
雪虫の仲間は6種類くら
いいるそうですが、このトドノネオオワタムシはその中でも最大種です。

▼トドネオオワタムシ(椴之根大綿虫 )? 
カメムシ目アブラムシ科 体長最大4mm程度     10-12月頃空中を漂う姿が見られる。
飛んでいる所はコンデジのAutoでは無理ですね。
秋になって越冬する前などに、羽を持つ成虫が生まれ、交尾して越冬のために産卵する。
この時の羽を持つ成虫が、蝋物質を身にまとって飛ぶ姿が、雪を思わせる。
北海道などでは、ユキムシを見てから平均21日後 に初雪がふるそうです。
以前はもう少し短かったが、だんだん長くなっているようです、これも温暖化が関係してる?

カメムシ目で今でもよく見るのは、
ツマグロオオヨコバイ
カメムシ目オオヨコバイ科 13mm前後 3‐11月
黄緑色で、頭部と胸部に黒班があり、翅端が黒くなった大きなヨコバイ。
色彩や形状がバナナに似ているため、俗に「バナナ虫」とも呼ばれる。

ツマグロキンバエ
クロバエ科ツマグロキンバエ亜科 5-7mm 6-10月
深緑色で、背中に丸みがあり、翅の先端が黒くなったハエ。複眼は青緑色に輝き筋模様がある。口器は長く突き出る。
 

シロオビノメイガ ツトガ科 6-11月   ▼ヒメハラナガバチ ツチバチ科 5‐11月
 

クロヤマアリ?  
ハチ目アリ科ヤマアリ亜科  4.5-6mm(働きアリ) 3-11月
灰黒色または黒褐色のアリ。働きアリの体長は5mm前後。女王アリは10mm前後。
地上や植物上でもっともよく見かけるアリ。
クロヤマアリは地中に巣を作るのですが、シロアリと違い木に巣は作らないですが、
木が腐りボコボコなので巣つくりした?

▼ヤドリバエの仲間 
セスジハリバエ? ヤドリバエ科 10-16mm 4-10月
赤褐色の腹部に縦に走る太い黒帯が目立つハエ。全身に長い毛がはえている。
春先と秋の終わりごろに見かけることが多い。


ホシホウジャクの幼虫
スズメガ科ホウジャク亜科 終齢55mm前後  7-11月
体は淡褐色または緑色で、体側には頭頂から尾端まで縦条が走り、その下に斜条が並ぶ。

オオニジュウヤホシテントウの幼虫 甲虫目テントウムシ科 6mm位で黒い棘をもつ。
ナス科、ウリ科植物を食草にするこのテントウムシは農作物の害虫です。
成虫、幼虫とも、ジャガイモやナス、トマト、ピーマン、シシトウなどのナス科野菜に群がります。
テントウムシは、アブラムシ等を食べる益虫に対いて、ニジュウヤホシテントウは草食性の為に害虫で、
テントウムシダマシと呼ばれることもある。

▼形はミノムシ?と思うが色が薄緑色、、 ▼キアシドクガの蛹 (ドクガ科)
 

アケビコノハの蛹
蔓性植物にぶら下がっていました。黒い蛹は多いですが、もしかしたら間違いかも
 
以前この場所で、撮った幼虫はこれです。
アケビコノハ (幼虫) 
ヤガ科エグリバ亜科、体長 (終令)50-75mm、発生時期 4-10月(年2化)
越冬形態 成虫、
これも大形の蛾の一種の幼虫。
刺激を与えると、目玉模様が目立つように姿勢を取り、威嚇します。

アケビコノハの幼虫は以前にも我が家のものを投稿してますが、
これは、写真では分かり難いですが、白っぽい斑点に見えるのは実は水色で
綺麗でした。
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