三人の男の子の母親だった私。
ずっと三人にあっちにこっちにと揺られどうしだったように思います。
先ほど電話が入りました。
今キューバから帰ってきたとの連絡でした。夫婦で休暇をキューバで過ごしてきました。
あら、お帰り?面白かった?
ああ、これで安心!
誰々さんによろしく。
男の子との会話は超簡単です。
出かける時も、行ってくるわ。
ああいってらっしゃい。だれだれさんと一緒?
うん。
こんな具合です。
若い時はどこに行くにも勝手、どこにいるやら気にもせず、あきらめ状態で、男の子ってこんなものだと思わされていました。
でもやっと、40歳近くになって、やっと、親の存在がわかったのでしょうか?
ハガキ来た?
いや、まだ。 もうすぐくるわ。
お土産送るわ。
楽しみにしているわ。
またぼちぼち頑張ってね。誰々さんによろしくね。
実にあっさりな長男との会話です。
あっさり過ぎるのですが、私達親子のとっては、こころの通じるレアな会話なんです。
ずっとあれやこれや心配しても心配するだけで一方通行でしたが、やっと行ってきます。帰りました。が伝えられるようになってホッとしました。いつまでも二人で仲良くしてほしいと願い、祈るだけです。思い起こせば、大学卒業後、ぶらっとする次期があり、お金も持たせず、追い出しました。鬼お母さんでした。これでよかったのだと、思います。
いつまでも親元で甘えていてはいけません。かわいい子には旅を。
これを実践しました。やっと今、それが実ってきたようでした。
それにしても、男の子の子育て、時間がかかるが実感です。