farm note 農便り

農業をしながら生活を楽しくをモットーに

認知症初期発症?

2020-11-23 06:39:02 | Weblog
探しもの得意の私を母は、よく笑って、馬鹿にしていた。
携帯どこ?財布どこ?が私の数年前の口癖だったような、娘を馬鹿にしてよく笑っていた母でした。
他人にもそんな言葉を吐くものだから入院中は蔵の側にずっと集荷場に放置されていた古いパイプが
置かれていたこともありました。多分母の言葉を信じて、私も認知症なのかと思われていたのでしょう。

一昨日、やっと息子達に送る荷物の内容物がそろったので、母に見せながら、あれこれ詰めていました。
何度も母が聞くのは、柿詰めたか?でした。
数分もたたないのに、また同じことを聞きます。
三度くらい同じことを聞きます。
こんなことは初めてでした。連続的に同じ言葉です。
うすうす感じていたけれど、そろそろあの年齢に達したのだと、実感しました。
認知能力が衰える?
台所のスプーンなんて何度ゴミとして処理してきたことでしょう。
またか?またか?と思ったものでした。
柿、入れたかは、象徴的な繰り返し言葉でした。
もうそんな年齢なのだと思い入れました。
そのように接していかねばと自尊心を傷つけないように,最晩年の過ごし方を考えます。
私達皆が迎えるだろうと時を考えます。
他人事でなく、己の事、切実です。
母のこだわりの柿、玄関先の柿も葉を落とし、丸裸状態なので、採りました。
母の為の柿、一番熟れた、おいしそうなのを剥いてやると、おいしい!でした。
100年を超した老木に実る柿、おいしい柿をいっぱい実らせます。
なんだか、母と重なってしまいます。
今朝ちらっと読んだ図書館の本、年齢は財産、納得です。
大事にしたい年齢という宝物です。
母、少しずつわすれるのかな?
この冬はまた昔話聞き取り再開です。
もう聞いた!とは言わずにね。
これからの農閑期、ゆっくり話を聴いてやりたいです。
一人時間を多く過ごす母、台所で侍る犬のこころは良き友としていてくれるので。
有難い存在です。
いつもお留守番と母の見守りを言葉にして出かける私です。
母もこころも今、夢の中、ぐっすりらしい。
イタリアでは、年齢が増えることは、財産が増えることですって!
ならば、せっかく頂いて命、長らえて、財産をふやしましょうね。
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