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どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「アンディ・ウォーホルのBAD」

2014年09月27日 | 映画
Amazonで注文していたDVDが届き早速鑑賞。「アンディ・ウォーホルのBAD」です。ウォーホルが撮った映画では無いけれどファクトリーに関係した人らも出演しているニューヨークの病んだ世界観が日常として描かれた汚くて非道な映画でした。
発想というか視点が相変わらず素晴らしくて斬新。
女殺し屋軍団の日常性が恐ろしい。
クレイジーな人々が沢山出ますが妙にリアルな感じもあった。ブリジット・ポークていう太った女優が相変わらずインパクトある存在感を出してた。「サスペリア」の女優さんも出てたんですね。
案外作りはしっかりしてるけど物語的には支離滅裂というか全貌が掴みにくいです。だけど各ちょっとしたエピソードに衝撃的な瞬間があったりします。
こういうBADな側面を真実味を持って非道に描く映画を今の日本でならマスコミの世界を描けば作れるかもしれないと思ったりした。ゲスい面いっぱい出してね。
新しく発売されたDVDでしたが画質は悪く多分レーザーディスクが元のアナログマスターだと思います。
見たくてもなかなか見れなかった作品が見れるようになっただけでも良しでした。




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「エレファント・マン」

2014年09月27日 | 映画
ブルーレイで映画「エレファント・マン」を鑑賞。
随分と昔にテレビで一度観たきりで凄い久々に見ました。
ここ最近、映画を見て泣く事が全然無かったんですが久しぶりに涙が落ちました。何処かこの手の映画って偽善的な所とかが気になっちゃったりもするのですが、そういう面もしっかりし自問する所があったりして良かった。各役者の演技が素晴らしい。
白黒の映像も実に良くてデビッド・リンチらしい映像も随所に見られ、かつ、いつもと違ったとても分かりやすく無駄の無い作りで完成度の高い映画だと思いました。
特殊メイクも自然で見事な出来映え。
涙が溢れたのは医者の奥さんに初めて会って優しくされて感極まる場面でした。気持ちが伝わりました。
後で特典映像のドキュメンタリーを見ると史実とは違っている面も多い事が分かったけど映画としての視点で良く描けた作品でした。
実際のジョセフ・メリックさんは映画のように常に温厚でおとなしい人物だっこのだろうか?というだけが気になる所です。
最後は幸せのようで同時に哀しい場面で印象深い。ここはずっと心に残ってましたが複雑な気持ちになりました。


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