「クラッシュ」

随分と昔に劇場で観て以来にデビッド・クローネンバーグ監督の「クラッシュ」を鑑賞。部分的には印象に残ってはいたが内容は殆ど忘れていた。
かなり変態っぽい内容でしたね。セックス・シーンばかりで車や死との対比が静かにジワジワと描かれます。
音楽がとても効果的で良くてゾクゾクするようないけない世界へと誘います。だけど正直付いていけないというか理解出来ないレベルです。
だけど最後まで集中して見れる不思議な空気感を持った映画でした。
エログロをとても繊細に美しく描いた独特の変わった映画です。
煽り運転する奴とか最低な連中はこの映画みたいな感覚に憧れているのでしょうか？他人には迷惑はかけないで欲しいものですね。

「デビルズ・シティ」

タイトルからあまり面白そうではないな…と思いつつ見始めた「デビルズ・シティ」という映画でしたがホラー映画かなと思いきや、いきなり特殊メイクバリバリの悪魔みたいな姿の主人公が登場して何が何だかよく分からない展開を見せてくれて、沢山の丁寧な特殊メイクによる登場人物が出てくる世界観が面白く予想外の流れを興味深く見る事が出来ました。しかし段々と流れに付いていけないというか良く分からなくなってきて一体どうなってるんだ？となりました。それでも後半には矢継ぎ早にどうにか理解出来るような流れがあり少し考えさせられるような部分もあったんだけど、やっぱり理解には苦しむものもありました。優しい悪魔の苦悩とか醜さの苦悩みたいな面とか好みの部分はあったんだけど何かしっくり来ない分かりにくさもありました。「ヘルボーイ」みたいな感じもあったけど全体的にちょっと説明下手で勿体無い印象の残る変わった映画でした。