どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ウトヤ島、7月22日」

2021年02月01日 | 映画
72分間1カットの映画という事で興味を持った映画「ウトヤ島、7月22日」を鑑賞。2011年に起きたテロ事件を描いた作品でした。当時色々な国でテロが起きてましたが詳細を知らない事が多かったのでこの事件も知らずに追体験するように見れました。後で調べると単独犯という事でしたが1人であんなに沢山の人を殺せるのか?と疑問も残りますが悲惨なテロ事件でしたね。
映画は1人の女性を追って1カットでリアルタイムで事件に巻き込まれる所から逃げる過程が緊迫感を持って描かれてました。途中で体験する色々な出来事が真実味を持って見れました。途中出てくる色々な行動をする人々を見ていてイラッとしたり悲しくなったり短期間で色々な感情を行き来させられました。直接的にテロ犯を見せない所がどうなってるのか分からない恐ろしさがありました。最後は視点が変わっての流れに衝撃を覚え探していた妹の姿に少し安堵と共に深い悲しみを感じるという複雑な気持ちで見終えました。
1カットで描かれていたという点でも凄い作品だと思いました。




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「アントラム 史上最も呪われた映画」

2021年02月01日 | 映画
レンタルDVDできっとつまらないんだろうなぁと思いつつも公開時から、でもどんな映画なんだろう?って気になっていた「アントラム 史上最も呪われた映画」を鑑賞。見ると死んじゃうらしいです。
そんな何ともいかがわしさ満点の映画ですが、そんな前振りも含めてのアイデアや見せ方は面白く良く考えたなぁと作り手視点で見るとちょっと刺激にはなりました。前振りで何かいけないものを見るという雰囲気にさせてくれるのは良かったけれど映像が発掘された70年代の35mmフィルムだというのにデジタル撮影された映像をフィルム加工されたような映像で真実味が感じられず何だか微妙な感覚と安心感で見れちゃいました。だけど、そのフィルム加工の映像や質感はなかなか好みではありました。逆光とか撮影のトーンも70年代風を上手く出していました。
映画本編の内容は何が起きるのか分からない不穏な雰囲気と異様な効果音のミックスとか映像のサブリミナルなミックスとかいかがわしさを盛り上げてくれていて良かったけど結構退屈な場面が続きます。コマ撮りのリスや切腹しようとしてる日本人や謎のブリーフ男とかちょっと可笑しくて笑えちゃったりもしたけど先が読めない気持ち悪さに惹きつけられて見れはしました。
その後の展開は書きませんがある意味恐ろしい展開が待っておりました。
「悪魔のいけにえ」に似たザラザラとした狂気に満ちたドキュメンタリータッチの変人達と「ウィッカーマン」みたいな像のくだりは良かったです。
その後は何だかよく分かりませんが更に続いて突然終わりました。
その後に更にもっともらしい解説とか言い訳みたいなのが追加されて終了です。
思ってたよりは雰囲気とかは良かったし嫌いじゃない映画でしたが何かもう一つな映画でもありました。もっとフィルムに拘って揺れとか色ムラとか汚れなんかも再現してやれば良かったのにとか思うけど現在の若い人は充分騙せるレベルのフィルム加工の仕上がりだとは思いました。




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「ダーク・フェアリー」

2021年02月01日 | 映画
ギレルモ・デルトロ制作・脚本のダーク・ファンタジー映画「ダーク・フェアリー」を鑑賞。昔、予告編を見て少し気になってました。暗闇を生かした綺麗な撮影で映像が美しく美術も良かった。どんな話なのか興味が惹かれましたが展開はちょっと焦ったかったです。光に弱い小さなネズミ風グレムリンみたいなのが出てきて、ちょっと気持ち悪く微妙に恐ろしいクリーチャーが出てきました。あまり見えない時の方が良かったです。話の結末は気持ちの良いものでは無くどんよりした空虚感みたいなものと喪失感を感じました。暗い御伽話で「クリムゾン・ピーク」にも似てました。




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漫画「アゴイギル」発売中!

2021年02月01日 | 告知
どんぐり眼プロダクションの最新作は漫画「アゴイギル」
どんぐり眼 Net SHOP にて発売中!
https://dongurimanako.booth.pm/items/2640616

18年前に企画していたが映像化されなかったシナリオを漫画化したものです。
シナリオもおまけで付きます。



<予告篇>

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