どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「モーニング・アフター」

2021年04月22日 | 映画
昔、大毎地下劇場で何かと二本立てで観た映画「モーニング・アフター」のLDを見つけて購入。殆ど忘れていたので久しぶりに見たくなったのでした。
ジェーン・フォンダ主演の社会派サスペンス映画だったような気がしていたのですが見直してみるとアル中女の昼メロ版サスペンス映画というような感じで展開も怠く冷たく美しい撮影とか豪華なキャストとか良い部分はあるけど全体的にはイマイチな印象でした。
アル中女の主人公に感情移入出来ないしジェフ・ブリッジス演じる怪しげな男も結局は犯人じゃないんでしょ感が拭えないし一応驚きのドンデン返しとかはあるのですが何となくは予想はつきました。だけど動機という点では分からなくて興味深くも思えました。サスペンスとしての犯人探しの面白さが終わってからのエピソードが逆にドラマとしては面白かったです。犯人は結局、金持ちの思惑通りに仕立て上げられるんだろうとかアル中同士の理解から新たな人生に踏み出す主人公とか先を想像出来る余韻が良かったです。
ラウル・ジュリアやキャシー・ベイツも出てました。80年代の雰囲気や社会性の出た作品で当時の感覚を少し思い出しながら見れました。
LDは当時の劇場公開されたプリントが収録されていて昔の字幕のフォントや焼き込みの感じが懐かしかった。




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「続・青い体験」

2021年04月20日 | 映画
「続・青い体験」を鑑賞。前作からの続きだと思って見始めましたがメインの出演者は同じだけど他は違っていて設定なんかも違っている事に気が付くまで時間がかかりました。話の内容は全くの別ものでした。
嫉妬心と切なさの滲み出た少年の筆下ろし映画でした。ラストは何だかハッピーな気持ちで見終えれる素敵な乾杯のフリーズフレームでした。
イタリアらしい明るいエロティックさが良い感じでヌードでなくチラリズムが素敵な作品でした。
前作より女性の気持ちも理解出来るものがありました。
ラウラ・アントレッリは少しジャクリーン・ビセットに似てますね。
今作の同級生の女優さんもなかなか素敵でした。


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「青い体験」

2021年04月19日 | 映画
昔テレビで放送されてたエッチな映画で見れて無かった映画「青い体験」を今になってようやく鑑賞。日本語吹替版で。ラウラ・アントレッリという女優さんが美しくセクシーで素敵。
話の内容は思春期の少年が新しいメイドに惹かれるというもので父親も彼女に参って彼女と再婚をしようとしたり、そんな流れになったりと男側から見ると色々と理想的な展開なのですが女側から見るとそれで良いの?っていうような展開でした。撮影がとても美しく素晴らしかったのですがヴィットリオ・ストラーロが担当していたんですね。照明も美しく見ていて飽きない映像でした。後半はジャーロやサスペンス映画のような緊張感もあるドキドキもさせられる場面もありました。
思ってたよりヌード場面は少なめでしたが思春期には刺激的な素敵な描写が沢山ありました。
友人の姉役のティナ・オーモンという女優さんも良かったです。「影なき淫獣」に出てた人ですね。覚えてました。


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「悪魔のいけにえ」

2021年04月19日 | 映画
GEOの中古ブルーレイで「悪魔のいけにえ」の4Kリマスターされた40周年記念版を見つけてLD.DVD.BDとそれぞれ既に持っているにも関わらず購入。何度も見ている映画なんだけど見始めると止まらなくなっちゃう程の凄く大好きな作品です。
今作が高画質である意義というのは実はそんなに感じていなく今でも初期に見たLDの画質での荒いプリントのものの質感とかが好きだったりもするのですが16mm映画を4Kリマスターするとどこまで綺麗に出来るのかという部分と今まで見え無かった細かな部分が見れるという点ではとても良かった。
今までのソフトでは字幕が付いて無かったラジオの音声なんかの訳も付いてて内容が知れたのも良かった。
今回は2014年に収録されたトビー・フーパー監督の音声解説で鑑賞しました。
演出法の一片や撮影中は嫌われてたと感じてた話や音響技師への感謝の話とか最近の映画の狂気の芝居はやり過ぎでイケて無いと思う話やジム・シードゥの芝居の狂気の出し方の素晴らしさの話や残酷描写を直接的に見せない演出を志した話とか親戚や家族の幼少期の話とかが興味深く聞けました。


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「秘密兵器リンペット」

2021年04月19日 | 映画
アニメと実写の組み合わせによる変わった映画「秘密兵器リンペット」を鑑賞。アニメはディズニーみたいな世界なのに内容は戦争のプロパガンダ映画というようなナチスの潜水艦をやっつける魚になった冴えない人間の物語。
何故結婚出来たのか分からない妻もいた主人公だけど魚になってメスの魚に迫られて浮気しちゃうと葛藤しつつもメスの魚に結局心を奪われたりしつつアホみたいに簡単にナチスの潜水艦を全滅させたり大活躍するという能天気だけどハッピーな展開で楽しく見れちゃいました。実写世界の役者のキャラクター達も漫画的で楽しいです。
アニメ世界の魚の動きとかとても繊細な良さがあり色使いや美術構成が素晴らしかったです。何気に実写ミニチュア等の潜水艦とかの特撮も良く出来てました。
古い映画ですが技術的にも内容的にも興味深い映画でした。




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「大列車強盗団」

2021年04月19日 | 映画
「ブリット」のピーター・イェーツ監督の映画「大列車強盗団」を鑑賞。
冒頭から迫力あるカーチェイス場面があったりで見応えありました。綿密な強盗計画から実行への流れが緊張感を持って見れて警察側の冷静に犯人を追う姿も良かったです。古い映画ですが脚本としっかりとした演出で楽しませてくれる映画です。沢山の登場人物が出てきますが、それぞれの役割と存在感が出ていて分かりやすく見れました。編集のテンポの緩急に音楽の有無が上手く使われた作品。


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「ウルトラヴァイオレット」

2021年04月18日 | 映画
公開時に劇場で観たのだが殆ど睡魔との闘いでちゃんと見れ無かったつまらなかった印象の強い映画「ウルトラヴァイオレット」を鑑賞。今回はちゃんと全編見れました。だけど印象は大きくは変わらずでCG映像・型のパターンなアクション・お洒落なファッション的映像の繰り返しが続く映画だったように思います。漫画世界の実写化という感じで原作は知らないのですが主人公が強すぎてビジュアル的には良いんだけど物語的にはドキドキハラハラも感じられずに傍観するような感じとなってゆきました。CGが安っぽい印象でしたが盛り沢山で当時としては結構頑張ってたんじゃないかなと改めて見て感じはしました。CGでしか出来ないような工夫や演出も今見るとなかなか面白い。衣装や美術に照明の色彩なんかが良くて車のCMやカタログみたいな世界観やトーンでしたね。肌もやたらと修正しててCMっぽい。
映像的には良い所もあるけど全体的にはやはりつまらない感じの映画ではありました。
ウィルス感染が問題となっている未来社会の世界観は現在に通じる面があり街の人々がマスクして感染対策してたり除菌してたりするのは興味深かった未来はあんな感じに今後はなってゆくのかなぁと今更リアルに感じれたりもしました。色が変わる服とか紙みたいな電話とか出来るかもね。
ミラ・ジョボヴィッチも若くファッションモデル的スタイルが様になってました。


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「硝子の塔」

2021年04月18日 | 映画

シャロン・ストーンがセクシー路線で大活躍していた頃の映画「硝子の塔」を鑑賞。この頃より前には好きな女優さんで注目していたんですが、この路線を売りにしてからは興味が失せてきた印象でした。今作は見始めたら興味深くセクシーサスペンスものというか現代的な家を舞台にした怪奇屋敷風のホラー映画的な面白さで見せてくれて惹きつけられましたが段々と無茶な設定というか展開が目立ち最後も中途半端な結末で終わってしまうという何だかなぁ~という感じの映画でした。
時代性を感じるテレビやパソコンに音楽が印象的でした。音楽も当時流行ってたのを思い出しました。
撮影や美術に衣装は良かったし役者陣も若さもあり輝いてましたが内容的にはイマイチでした。

 

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「汝のウサギを知れ」

2021年04月18日 | 映画
ブライアン・デ・パルマ監督の知らなかったメジャースタジオの初監督作品「汝のウサギを知れ」という映画を鑑賞。カメラワークとかデ・パルマ監督らしく面白く興味深い所もあったけれど話の内容は正直あまり良く分からないというかギャグもそんなに笑えるものでも無くて何か消化不良気味な印象の残る映画でした。オーソン・ウェルズとかキャサリン・ロスとか有名豪華俳優が出てるんだけどね。
ブラックなユーモアはあるんだけど説明不足というかだから?って感じ。
だけどこの映画に登場する女優陣は皆美しくセクシーでした。何気にそんな所が1番印象に残る映画だった気がします。変わった映画です。




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「スーパーガール シーズン5」

2021年04月17日 | 映画
海外ドラマ版の「スーパーガール」のシーズン1はブルーレイBOXを買って全部見たけど、その後のシーズンまでは見て無かった。とりあえず1で完結してたし他にも見たい作品あるからまぁいいかなと止めたのですがシーズン5を2~4を飛ばして見始めました。
3話まで見たのですが、ようやく話が進んできたという印象です。1話目では内容に付いて行くだけで精一杯という感じで色々と新たな流れや背景を想像したりでした。CGやVFXが沢山使われてますが全体的に質がちょっと微妙で色々と派手ではあるけど見飽きた感じです。そしてジェンダー問題に配慮してかレズビアンの登場人物とか出てきたり衣装がスカートからパンツに変更になったりと何か余計な変更とかがあざとく感じたりもしちゃいました。衣装は前の方が良かったと思います。そんな訳であまり面白くは今の所は思え無い内容ですが物語が動き出したので面白くなれば良いなと思ってます。信頼や裏切りがテーマになってゆくのかな?




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「ストレンジャー・ザン・パラダイス」

2021年04月16日 | 映画
凄く久しぶりに映画「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を鑑賞。
モノクロの自主映画感覚の強い独特のテンポや間でキャラクターの魅力で見せるお洒落な映画です。公開時に流行りましたね。粒子とコントラストの強いフィルム映像の感じも好きでした。
内容は怠いんだけど何か見ちゃう不思議な空気感があって面白く見れますが途中で少し飽きてか退屈する部分もありました。カメラの構図とか素敵で絵になるカットが随所にあったので印象深い作品となっております。
スクリーミング・ジェイ・ホーキンスの音楽も懐かしく聴けてこの曲と言えばこの映画という感じです。
リアルでありそうなユーモアややりとりに優しさがある不思議な憎めなさのある映画です。


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「フロム・ビヨンド」

2021年04月16日 | 映画
久しぶりに「フロム・ビヨンド」を5.1chサラウンド大画面にて鑑賞。
部分的には凄く覚えていたけど細かい部分で結構忘れていて新鮮に見直せました。エロくてグロくて可笑しくて狂った映画だなぁと再認識。色彩が美しく素敵なカットが沢山ありました。
昨年制作した漫画「アゴイギル」に似た面もあったりして気付いて無かったけど影響あったのかもなんて思ったりしました。意識して無かったけど見方によっては実はエロいのかもですね。
今作のバーバラ・クランプトンは魅力的です。特にラストの狂った笑いの場面が大好きで終わり良ければ全て良しみたいな大好きな映画となりました。
奇怪な化け物効果とか特殊造形や特撮と照明にアニメーション効果が素晴らしいですね。




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「第七の予言」

2021年04月15日 | 映画
昼夜が逆転して夜眠れず朝を迎えてしまい早朝から出社前にDVDで映画鑑賞。「第七の予言」というデミ・ムーア主演の映画。随分と前に初めて見た時に感動して涙したのを覚えていてジャック・ニッチェによる音楽がとても良く印象に残ってました。
久しぶりに見直したのですが特撮やマットペイントなんかも良い仕上がりでしたね。ラストは既に知っているので感動で涙とまではいかなかったけれど脚本がなかなか興味深く最近の社会情勢とかの事を考えると絵空事では無いような気もしたりで神が人間に怒ってるみたいな感じも分かるような部分もあったりした。しかしキリスト教の天使も悪魔も自分勝手というか揉め事が多い気がしちゃいますね。
マイケル・ビーンが夫役で出ていたのは忘れてました。妊婦役の若きデミ・ムーアは綺麗でしたが実際に妊婦だった頃に撮影されていたとの事。妊婦ヌード場面もあったりして説得力がありました。死刑囚の役の役者も印象的。




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「新・死霊のえじき」「DARKNESS 」

2021年04月14日 | 映画
昔VHSだったかでジャケットは見ていた「新・死霊のえじき」ってのが邦題酷くてバッタものっぽくスルーしていたのですが、これが8mm映画で面白いとの噂を聞き俄然見たくなってしまったのだがソフトを探しても無し。
原題は「DARKNESS」でYouTubeで調べたらスペイン語?字幕付きの画質は低いものを発見。それで少し見てみようと見始めたのですが冒頭から豪快なスプラッター描写で編集も音楽も小気味良くズルズルと惹きつけられて結局最後まで見ちゃいました。
8mm映画とは思えない程の完成度というか情熱に熱量が感じられて何だか8mm世代の僕としては嬉しくなるものもありました。若さというかホラー映画好きな監督やスタッフの情熱が感じられます。影響を受けたであろう数々の引用元になった映画も分かったりして憎めません。
日本語字幕無しだったけど分かりやすい内容だったので単純に楽しめました。ゾンビみたいなヴァンパイアもので音楽がジョン・カーペンターっぽかったりハードロックが流れたりゴキゲンな映画でした。
何と海外ではブルーレイも発売されているのだとか!凄い!


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「イレイザーヘッド」

2021年04月13日 | 映画
随分と久しぶりに「イレイザーヘッド」を鑑賞。初めて見たのは大学の図書館でのLDだったかな。渋谷で完全版リバイバルを劇場でも見たしDVDでも見たりしたんだけど何度見ても正直よく分からないのでした。だけど部分的には繋がりを感じたり神経質でカリカリキリキリ来るような変な不安感やら妙な可笑しさやユーモアも感じられて意味分からんけど面白さも感じれる不思議な映画なのでした。印象的な場面は沢山あるのですが忘れてて新鮮に見れる場面も結構あった。
美術や照明にモノクロのフィルムの質感に音響がとても良くてグロいけど変な美しさもあったりしました。
撮影技法とかも凝ってて面白い。
後の「ツイン・ピークス」とかにも通じるような独特の世界観が既に確立されてます。世界観と映画的な絵力で見せきる何か分からない凄さのある映画です。




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