栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

窯焚き終わり

2011-02-12 21:52:29 | Weblog
ほぼ予定通り窯焚き終了。

工房の掃除をして、久しぶりにテレビを見る。

ここのところ忙しかったからねえ。

NHK夜八時からのワンダー×ワンダーで「記憶力」をやっていた。

世の中にはすごい記憶力の人がいるものですねえ。

驚きました。

あまりすごすぎて、どうしたら良いのかわからない。(笑)

点火

2011-02-11 23:43:37 | Weblog
午後11時30分点火。

明日の夜まで窯焚き。

今日また雪になった。

けれど、かなり湿った雪。

ここいら辺では、このような雪は春の兆し。

寒がりワンコのドッグマン

寒いのは嫌いなのだが、雪は好き。(よくわからんやつ)

私と妻が工房で仕事中

リビングが寒いと、工房の戸をたたく。

「寒のか?」

「・・・。」シッポふりふり。

工房に入れてストーブの前の椅子に座らせるか?

それとも外の雪を持ち込むか?(笑)




こりゃ修行みたいなものだな

2011-02-10 22:10:36 | Weblog


作業中の一部です。

本体600個・ふた600個。実際はもう少し多いですが。

作業しながら考えた。

ひたすら同じことの繰り返し。

修行のようなものだ。

そして夜10時前に釉薬がけは完了。

あした、余計なところを拭きとって、窯詰め。

残数を数えながら作業すると、つらくなるので(笑)

考えないことにした。

まっ、いつか終わるさ。

そしてやめずに続けていたら、本当に終わったよ。(バンザーイ!)



お疲れ様!(ドッグマン)

これも妻の協力あってのおかげです。

さあ、あともうひといきだ。







釉薬がけ

2011-02-09 22:44:43 | Weblog
釉薬がけと書いてますが

我が家では「くすりがけ。」と言ってます。

この間は菩薩様が夢枕に立ったけれど

今朝は「シバ神」が釉薬掛けの道具を教えてくれて(笑)

早速制作。

一度に6個同時に釉薬掛けが出来るすぐれもの。



使ってみて

午後から始めて200個かけ終わり。

1個1個かけてたら、6倍の時間がかかっただろうな、多分。

産業革命と言うにはおこがましいけれど

作業能率がぐんとアップしましたよ。

道具の力はすごいものだ。

まあ本当のところは、締切りに追われて

なんとかしなくてはと、作り出した道具です。(笑)

今朝起きたら雪でびっくりしたけれど

昼からお天気が良くなり、みるみるうちに溶けた。

こうして少しずつ春になっていくんだろうな。

今から夏の暑さを心配するのは、ちょっと気が早いか?(笑)




なんとか

2011-02-08 22:42:07 | Weblog
毎朝私が工房に出勤する時

妻が

「ヤカン持って行ってね~。」

工房のストーブにのせておけと言うことである。

そして同時に

ドッグマンが出勤(笑)



「ドッグマンがヤカンを持ってきてくれると、一度で済むのだが・・・。」

そして今日は素焼きしたものをペーパーがけ。

釉薬がけ前の最後の仕上げである。

いつもならば手でペーパーがけをするのだが

今回は600個もある。

これはとても間に合わないだろうと

ゴム栓と角材でアダプターのようなものを作り

ロクロにセット。

ロクロの回転力を利用し、私はペーパーをあてるだけ

と言う工夫をしてみた。

これが大正解。

600個全部出来るかな?と思ったけれど

500個で本日終了。

それでも500個出来た自分をほめてやりたい。(笑)

そして同じ数だけふたがあって

こちらは妻にやってもらった。

妻は遅くまでがんばって、600個やりきったよ。

一応上司は早く帰らないと、部下は帰りづらいもので(笑)

私は一足先に終わり。

ほんと、妻には感謝である。

仕事中、玄関のチャイムが鳴り

「誰だろう?。」と出てみたら

メグミルクの試供品をどうぞと、セールスの人が来ていた。

まあ、ただでもらうのはどうも気持ち悪いのだけれど

どうぞどうぞと言うものだからありがたくいただき

ふと考えた

これ、以前は雪印だったんだよね。

10年くらい前に不祥事があって、名前を変えたと言う記憶がある。

う~む・・・

相撲も名前変えるか?

メグすもう・・・なんだか弱っちい感じだな。だめか?



電気を感じる

2011-02-07 22:28:07 | Weblog
毎日の散歩コースに

送電線の鉄塔が立っているところがあって

その下を通るたびに

なんとなく電気を感じる。(笑)

それでふと思ったんだけど

ここで発電できないものかな?

「電場」というものがあって詳しくはこちらWikipedia電場

電気が流れる所には、その周囲に電気的影響があるはずなんですよ。

送電線から電気を引き込めば、これは電気泥棒と言う事になるけれど

電界にいて、その力で発電するのならば問題ないのではないか?

もっとも、その設備を作るのにどんだけ費用がかかるのか?(笑)

東京の繁華街に行くと大勢の人達が携帯電話を使っている

このたくさんの電波から発電できないか?(笑)

それだけ発電していったい何に使うのかという問題もあるのだけれど

なんだかもったいない気がして・・・

それと同時に電場が人体に与える影響も大変気になるところです。

日本では法律で100ボルトはアースが義務付けられていないらしい。

200ボルトはアースしてますけどね。

我が家でもそうです。

建築現場を見てみるとわかるのだけれど

家屋の電気の配線というのは想像以上に壁や屋根裏をはしっていて

電気の結界の中で暮らしている様なものなのですが

アースをとらないと、電気のよどみの中にいるようなものだと思うのです。

これは多分良くないな。

少なくともアースをとって、余分な電気を地中に逃がしてやると

生活環境はすごく良くなるだろうと思う。

栃木県のように雷の多いところでは、アースから落雷電流が入り込むこともあると聞いた。

その対応も必要だろうな。

子供の頃からラジオを分解したりして、電気好きなものだから

こう言うことを考えてしまう。

道を誤ったかな?(笑)

冬場に静電気がよそ様より多い気がするのは、感電をしてきたからなのだろうか?





国技って?

2011-02-05 22:14:51 | Weblog
相撲問題で賑やかだけど

聞くところによれば「国技」って特に根拠もなく使っていると言うではないですか。

その昔両国のあたりに、見世物・興行が立ち並び

相撲興行をするのに、キレ者の人が勝手に

「国技館」と名付けたと・・・

ラジオで言ってました。

スポーツなのか、見世物なのか、あるいはギャンブルなのか良くわからんけど

特別扱いはしなくて良いのではないかなあ。

「国技」と言うのならば

たとえば自動車とか電子部品とかあるいは、漆工芸とか陶芸とか(笑)

日本ならではの「技」が「国技」なんじゃないですか?

歴史や伝統を言うのならば

柔道や剣道は「国技」にはならないのか?

と、まあ一人で工房で息巻いていたのですが

一連の騒ぎでもううんざりですな。

今にして思えば、朝青龍問題なんか可愛い事だったんじゃないですか?

で、わが工房にも「国技窯」と名づけて(笑)

公益法人と言う事で、優遇してもらいたい。

だめかな~二番煎じでは。

「陶芸道の研究」「陶芸の技術の練磨とその指導普及」「陶芸道の維持発展」と「国民の心身の向上に寄与すること」・・・参照こちら

日本陶芸協会なんちゃって。

なにがあったのか?

2011-02-04 21:49:45 | Weblog
本日歯の治療の日。

治療中、先生が「あれ?」と言う。

何?何が起きたの?

私は口を開けたまま、何をされているのかもわからず

聞くこともできず・・・

お願いですから治療中

「あ!」とか「あれ?」とか言わないでください。

とても不安になります。(笑)

で、結局「あれ?」は何だったのかは良くわからないまま

「はいお疲れ様でした。また一週間後に来てください。」

・・・

「先生、あれ?って何だったんですか?」

と追求するのも、ご機嫌を損ねて次回の治療に影響するかもしれないし

説明されても理解出来ないことかもしれない。

次の患者さんもいることだし、ここは先生を信頼しておとなしく退散したほうが良さそうだ。

まあ信頼しているから、この歯科医院に通ってるんだけどね。

歯の治療は先生と患者の顔が接近するから

ちょっとした声も耳に入ってくる。

「先生・・・朝、餃子食べた?」(笑)









こんにゃく石

2011-02-03 13:46:30 | Weblog
ブラジルやインドに産出する石で

ブラジルのミナスジェライス州オルト・プレート地区にある

イタコロミ山付近で最初に採掘されたところから

「イタコルマイト」と呼ばれている。動画こちら

この地方では加工のしやすさから、壁材や屋根材などの材料として古くから使用されてきた。

名古屋工業大学セラミックス基盤工学研究センターの太田敏孝教授の説明によると

「こんにゃく石は、水晶や石英を構成する二酸化ケイ素の小さな粒が、ジグソーパズルのように絡み合っている岩石です。
風化により粒同士を接着する鉱物が溶出して内部に多くのクラックができると考えられています。
その隙間の分だけ、ぐにゃぐにゃと曲がるのです。」

二酸化ケイ素の小さな粒の大きさは数百ミクロン。体積の約10%がクラックという構造をヒントに、太田教授らは熱膨張率の高い鉱物と低い鉱物を粉にして焼き固め、冷却、その膨張差からこんにゃく石同様のクラックを作り出すことに成功した。

(出典 自然に学ぶものづくり 赤池学著 東洋経済新報社刊)

太田教授がこんにゃく石をヒントに開発したこのセラミックは

つまり柔らかくて、暖かい陶磁器なんです。

石頭という言葉は、そのうち死語になるかもしれない。

完全に密閉出来る陶磁器製のふたものなんかも可能ということです。

陶磁器のもろくて、加工しにくいと言う欠点が克服されることになります。

すごいぞ。