振興公社への委託料を考える

2010-05-27 23:25:24 | 議会活動
先日「納税者保護誓約書」に署名したことをブログに書きましたが、それが日本税制改革協議会のホームページに掲載されました。ご覧いただければと思います。写真の場所は道の駅「雷電くるみの里」、江戸時代の力士「雷電」(らいでん)の像の前です。

「納税者保護署名」とは日本税制改革協議会が提唱しており、「子供にツケをまわす議決に反対します」と自らの政治姿勢を表明するものです。私はこの署名を誠実に実行して行きたいと思っています。


御牧乃湯には根強いファンが大勢います。午前中からにぎわっていました。

さて、27日はさわやかな晴天でした。午前中北御牧総合庁舎を訪問。情報公開でお願いしてあった「指定管理施設の管理に関する協定書」の写しをいただいてきました。東御市は市内の4つの温泉施設の運営を東御市振興公社に委託しています。その別紙の「平成20年度管理経費の生産方法について」という文書によれば平成20年度の委託料は7300万円だそうです。

● 平成20年度目標売上/管理経費/管理委託料一覧表
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湯楽里館目標売上112,551千円 経費122,764千円 収支▲6,239千円
ゆうふる目標売上 94,766千円 経費128,770千円 収支▲32,935千円
御牧乃湯目標売上 79,648千円 経費97,144千円 収支▲23,221千円
明神館 目標売上118,145千円 経費133,449千円 収支▲10,634千円
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  目標売上 409,098千円 経費482,128千円 収支▲73,030千円

この赤字を補填するのが管理委託料ですから、平成20年度は7300万円が支出されることになりました。


平成20年度はすべての温泉施設が赤字だったんですね。しかし湯楽里館には年間で30万人近い人が訪れています。それなのに赤字なんですね。「ホントにホントなの?」と突っ込みを入れたくなります。そこで平成20年度の各施設ごとの実際の利用者数をもとに、一人当たり利用額を計算してみました。
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湯楽里館 目標売上112,551千円÷利用者数285,269人=394円
ゆうふる 目標売上 94,766千円÷利用者数275,035人=344円
御牧乃湯 目標売上 79,648千円÷利用者数151,957人=524円
明神館  目標売上118,145千円÷利用者数 78,077人=1513円
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これによると湯楽里館やゆうふるの利用者単価は344~394円となっています。現在の利用料は一人当たり500円のはずです。なぜ一人当たり100~150円も低くなってしまうのでしょうか。確かにゆうふるや御牧乃湯などでは年間利用券のお客さんが多いが、湯楽里館は年間利用券の利用はごくわずかだと聞いています。いったいどうなっているのでしょうか。

いずれにしても委託料も市民の税金から出ています。適切な執行が求められます。

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