省エネ堀体チーフスタッフの高木です。
先回、マネジャーを交代したことを書きました。クラブアドバイザーに名前を変えましたが、もう一つの役割が堀体チーフスタッフです。
ある団体から暗いのでアリーナを全灯点灯してほしいと強く要望され、いつも点けさせられて困っていると報告を受けました。
そこで照度調査をして報告書を作り市に報告しました。アリーナの水銀灯は1000w、これが48灯あります。全部点灯で
1030ルクス。その他観覧席下の蛍光灯をつけると電力大消費になります。ちなみにJIS規格の規定では1000ルクスが国体等の公式競技(プロ競技を除く)として規定された明るさです。
そして利用者に提供している明るさがその半分、
511ルクスです。この明るさは一般競技として規定されている明るさです。魚沼市のスポーツフェスティバルや高校の県レベルの大会でも使った明るさで、利用者の皆様も納得してお使いいただいています。
この明るさで規定されている競技は『体操、柔道、剣道、フェンシング、卓球、バドミントン、バスケ、バレー、テニス、サッカー、ラグビー、アメフト、ハンドボール、ホッケー、水泳、アイススケート、ローラースケート』です。
更に練習照度はすべてその半分以下に規定されています。指定管理とは言え多くの血税がつぎ込まれています。それでもと思い練習時も規定の倍の照度を提供しているのですがなかなか理解してもらえず行政からのお願いになってしまいました。
電力危機のご時勢でも有り、省エネが言われて久しくなります。市民が公平に負担し公平に利用する。絶対に譲れない部分です。
実は堀之内体育館の25年度の決算がほぼ出揃いました。この電力量部分を含めた光熱水費が50万円の節約となりました。予約時間の前後にルーズに使われていた照明・暖房等を5分前からにお願いしたり、大きな窓がある体育館の自然光活用のお願いなどが功を奏したようです。ちなみに小出郷体育館耐震工事の影響で13も大会イベントが増えた上での成果でした。
そんな努力で、公費を使わないでのランニングマシン5台増設や館内整備、省エネ工事が実現しました。JV3団体への利益配分もまとまった金額で実現しそうです。
確定しましたら、またご報告いたします。