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雪のように消えてゆくのか・・・魚沼市のスキー場閉鎖

2010-02-08 14:12:13 | Weblog
サブM 森山です。

 先日、雪の降る小出町の本町通りで、スキーを担いで楽しそうに歩いている小学生の子供たちを見かけました。小出スキー場からの帰りのようでした。

 小出スキー場は上越線沿線のスキー場の中でも歴史の古いスキー場で、その昔は東京からスキー列車も通っていたそうです。今とは比べ物にならないくらい厳しい当時の冬にあって、雪国でしかできない「スキー」は、暗い雪国のイメージを「憧れに」変えた、かけがえの無いすばらしいスポーツだったことでしょうね。
 私の叔父が小出スキー場で「シーハイル」という店とスキー学校をやっていたこともあり、小学校時代から良く遊びに行きましたが、白い雪もスキー場もスキー指導員もいつでもとても輝いて見えたのを憶えています。今思うと私のスポーツ好きの原点の一つがここにあるように思います。

 スキー場は市民や地元の子供達にとっては、雪国とスノースポーツに親しみ、安心して遊べる「自然公園」のような存在です。小出スキー場の職員の話では年間延べ12,000人の子供達がスキーをするそうです。この子供たちはスキー場が無くなった後どう過ごすのでしょうか。家でずっとゲームをするのだけはやめてほしいものです。
 子供たちの親の世代に目を向けると、クロカンの授業が多く取り入れられたこともありアルペンスキーをしない人が多いんですが、子供たちにスキーをさせたいと思う親は意外なほどたくさんいます。

 魚沼市財政は、これから非常に厳しくなって行くと聞きます。市民の大切な財産でもあるスキー場ですが再編成は必ず必要なことです。一方では毎年何百人と減り続ける人口減少にも歯止めがかかりません。そんなときだからこそ官民で協力して、少しでも楽しく暮らせる貧しくてもこころ豊かな魚沼市を創れるよう、お金のない中でも発想の転換をしないと、市民は減る一方になるのではないでしょうか。

 「魚沼市」をインターネットで検索すると、「ひとと四季がかがやく雪のくに」とあります。以前「美しい国日本」なんて言葉が、アッという間にむなしく消えてしまいましたが「ひとと四季がかがやく雪のくに 魚沼」は消えて欲しくはありません。



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