一仕事終えた感のマネジャー高木です。
昨年4月からここ魚沼市堀之内体育館の指定管理に入っています。
私達は当初、指定管理に否定的でした。管理の実態は人事、建物管理、運営、経理と総合型地域スポーツクラブ本来の目的と異なる部分が多くあります。
総合型地域スポーツクラブの運営資金を得るために指定管理を受けるところがあるとも聞いていました。
ではなぜ受けたかと言いますと、ハード面と経理面を多数の管理実績のある建築業者に任せ、運営面のみを私たちクラブが受けれるようにジョイントを組んでの応募です。
加えて体育協会が体育館に事務所を構えていたことも有り3者のJVと言う形で受けました。リスクや利益の配分率も定め、協定書を取り交わしました。
私たちには次の総合型地域スポーツクラブのステップを踏むために実績を作るという、大きな目論見も含んでの指定管理受託です。
そして1年がたち当初の目的を達成です。
一番要望の多いトレーニングルームのランニングマシーンを一気に5台増設しました。内2台が傾斜付き。これで合計8台が揃いました。
指定管理額は過去3年間の行政管理の実績額なのに、なぜそんな資金が生まれるのか?
そこは行政が指定管理に出す目的でもある民間の徹底した効率経営です。
無料入館者の無いように入り口から受付までの導線の整備、使いやすいように館内表示を解りやすくする。自販機の台数を増やす、ロビーの机と椅子の整備などの体育館アメニティーの整備等数々の細やかな配慮。
私自身も入館者が気持ちよく使えるように毎朝利用に支障が無いかチェックしています。
そして子供たちが遊び場として使う等の無いような改善をして社会体育施設として大人の利用者の使用を阻害する要因の除去をしました。もちろん子供たちを排除するのではなく運動の場は提供します。
もう一つ、徹底した広報を行いました。エンジョイスポーツクラブ魚沼のホームページ、新しく立ち上げた堀之内体育館のホームページ、堀之内地区のケーブルテレビでの紹介番組、シリーズ化してもらってます。
そしてその映像を二つのホームページに貼り付け(ユーチューブ利用)ました。
加えて、経費削減です。利用時間内での照明暖房の利用制限。今までは30分や、ひどい例は1時間近くも前の点灯がありました。不要な昼間の点灯制限。タイマーによる夜間の暖房便座送電停止。自分で出来る修理は業者を頼まない。エンジョイスポーツクラブ魚沼の勤務シフトによる人件費の削減などです。
成果は歴然でした。入館料アップが100万円、人件費と経費の削減が210万円です。
目途が立ちました。行政の予算を一銭も使わないでのランニングマシーン整備が実現しました。
この先行投資は次の入館者増へとつながる好循環を生むはずです。
こんな素晴らしい施設を生かさない手はありません。
次ぎは、こんなことを実現出来る中間組織の「NPO総合型地域スポーツクラブ」の立ち位置について書こうと思います。
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