このところ悲惨な交通事故が続いている。
池袋、三宮、熊本・・・。
池袋は元官僚の老人が起こした事故。
87歳。
亡くなったのは31歳の母と3歳の娘。
老人がどこに住んでいるのかは知らないが、池袋にマイカーで行く必然性が理解できない。
電車でもバスでもタクシーでも良い。
交通に何の不便もないはずなのだ。
足が悪いならタクシーにすればいい。
元官僚、金ならたっぷり持っているはず。
高齢者の交通事故。
田舎の老人が車を手放せないのは理解できる。
公共機関がないのだから。
でも都会は違う。
その分、元官僚は罪深い。
ガードレールに接触しパニックになる。
ブレーキのつもりがアクセルを踏み続ける。
あり得る話。
それだけに怖い。
87歳。
平均寿命を越えて生きる老人には、奪った2つの命を償う時間さえ残されていない。
この不条理。
来月、ボクは65歳になる。
やがて自分にも来る衰えに、真摯に向き合う準備を始めるべきかも知れない。