「テラスハウス」は見たことがない。
出演していた女子プロレスラーがSNSの誹謗中傷に耐えきれず自死したという。
何とまあ。
リアリティ番組という言葉も知らなかった。
何じゃこりゃという印象。
敢えてリアリティと謳う時点でリアリティがないと思うのが視聴者のわきまえ。
昔「あいのり」という番組があった。
あれと同じようなものだとすれば、明らかに「ヤラセ」。
まるで遠くからの隠し撮りのように見せてリアルを演出しても、きれいに音が拾えている時点で嘘。
「あいのり」にはそんなシーンがいくつもあった。
だからバラエティとして見ればいいだけで、出演者の行動にいちいち腹を立てて誹謗する視聴者が愚か。
およそカメラが回っている時点で被写体は構えてしまうもの。
多少の演技もしてしまう。
誰だって良く見せたいと思うものだからね。
其の時点でリアルではない。
ドキュメンタリーにしてもそう。
隠し撮りでもしない限り、リアルは撮れない。
テレビなんて所詮そんなものだが、だからといって嘘ばかりということでもない。
ドキュメンタリーに嘘もヤラセもあり得ないが、100%のリアルもあり得ないということ。
ならば恋愛バラエティなら尚更のこと。
亡くなった彼女はきっとテレビでも悪役を演じることが自分の役目だと思っていたんだろうね。
もしかしたらディレクターからも言い含められていたかも知れない。
それをバカな視聴者が本気にする。
ドラマの悪役に石を投げるようなもの。
昔も今も変わらないが、ネットになった分たちが悪い。
出演者も覚悟が必要。
SNSで自分を売ろうとしている芸能人たちも、いつどこから石が飛んで来ないとも限らない。
誹謗中傷に耐えられないならネットの世界とは縁を切るしか身を守る術は無い。