気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
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明日はいずこの草枕。

エリートの犯罪

2019-12-17 15:13:07 | 日記

元農水次官に懲役6年の判決が出た。

懲役3年で執行猶予がついても良い事件だとも思ったが、求刑が8年ではそれも難しい。

 

東大卒のエリート官僚。

その家庭での不幸な事件。

世間の見る目は案外厳しいのかもしれない。

 

事件の直前に登戸で起きた通り魔事件。

犯人は引きこもり。

我が子が他人を殺すくらいなら、と思う親の気持ちは理解できる。

もし、同じような事件を起こしていたら、エリート官僚に対する風当たりは今の比ではないだろう。

 

裁判長が判決で言った言葉が気になった。

「主治医や警察に相談すべきだった」。

 

もっと他人に相談すべきだったとは多くの識者も指摘している。

エリートのプライドが他人への相談を良しとしなかったと。

そういう一面はあるだろうが、誰もが見逃している現実がある。

 

虐待事件の児相、ストーカー事件の警察、DV事件の役所。

公的機関が信頼を裏切った事例はいくらでもあるということを。

 

仮に元農水次官が警察に相談していたとしても、警察に何ができたのか。

大いに疑問。

知人に相談したところでガス抜きにはなっても、決定的な解決にはなるとも思えない。

 

所詮、他人事なのだ。

 

一般論で断罪するのは容易いが、世の中全てが一般論で片づけられるほど単純ではない。


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