徳島県知事選が終わり、現職の飯泉嘉門氏が5選を果たした。
5期20年。
生まれたばかりの赤ちゃんが成人するまでという長きにわたって徳島県のトップに座
り続けるということになる。
そのことの善し悪しは置いておいて、全国の知事の顔ぶれを見ていて今更ながら東
大卒の官僚上がりが多いことに驚く。
飯泉嘉門氏も東大法学部卒、自治官僚上がり。
この選挙で当選した11道府県知事の内、7人が東大卒。
他は京大、九大、早大、法大。
知事は元々、大名が藩知事として就任したのが始まり。
つまり官選。
その後も官選知事は続いて、公選知事となったのは戦後のこと。
つまり志あるものは出自を問われることなく知事になれるはずなのだが、戦後70年
が過ぎても、結局、知事はほとんど「官選」のようなもの。
日本人にはお上を崇める体質が根付いてしまっているのか、肩書きや権威に弱いの
か・・・。
昨今、テレビ界では東大生がブーム。
高度な知識を競う「頭脳王」などを見ていると、理解すら出来ない問題を容易く解いて
しまう知識に愕然とする。
クイズ番組での幅広い知識にも驚愕。
ただ、明石家さんまの番組に出てくる東大生には、その奇天烈さに違った意味で愕
然とする。
東大生ももちろん多種多様。
果てしなく優秀なヤツもいれば、限りなく変なヤツもいる。
官僚になって、やがて知事に「天下る」ヤツが、どのレベルの東大生かは知らない
が、東大という肩書きに盲目的に平伏すのは大いに危険。
そいつは「限りなく変なヤツ」の方かも知れないのだ。
世界ではコメディアンが大統領候補になったりする。
日本でも、横山ノックや東国原英夫のようにコメディアン上がりの知事もいたが長続き
しなかった。
どっちが良いのか・・・。
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