続いて大斎原(おおゆのはら)に向かいます。
熊野本宮大社の大鳥居の前の広い道路を渡り、案内看板のある細い路を進みます。
この道を抜けると広大な田んぼの向こうに大きな鳥居が見えます。ここが大斎原です。
途中、熊野川の堤防の脇にある産田社に立ち寄ってから大斎原に向かいます。
ここの田んぼ、カエルやオタマジャクシが生息し、シオカラトンボやアキアカネが飛び交う、自然豊かな田んぼです。
オモダカが自生しています。
大斎原は、三つの川が合流する場所の中州で、1889年まで熊野本宮大社があった場所ですが、1889年の水害で流され、現在の場所に移転しました。
この先は撮影禁止なので写真はありませんが、参道を進むと、盛り土がされた旧社地があり、さらに一覧高くなった場所に合計12の社が一列に並んでいたとのことです。
思ったほど広くはないように感じましたが、建物のなくなった土地は狭く感じるものなので、往時はさぞ壮観だったのでしょう。
現在は二個の石の祠があるのみです。
大斎原から熊野川に出ることができます。
水害の原因は明治になってからの急速な森林伐採ということです。今は穏やかですが。
大斎原から駐車場に戻り、「樹の里」で一休みします。
ここは物産館の横に休憩できるスペースがあります。
熊野サイダーを購入して飲んでみました。人工甘味料などは使用していない自然な味で、炭酸もやさしくおいしいです。
ところで今回の旅行中、いたるところで地サイダーを見かけましたが、この辺ではやっているのでしょうか?
あとはおみやげ用も含め那智黒を購入。
次の目的地に向かいます。
<その4に続く>