生田神社のすぐ前に神戸市営地下鉄の三ノ宮駅があり、ここから新神戸に向かいます。
乗車した車両は1000形1111号でした。
一旦新幹線の新神戸駅に向かい、コインロッカーに荷物を預け、北野方面に向かいます。
ANAクラウンプラザホテル神戸の建物にあるオリエンタルアベニューという商業施設を通り抜け、長い緩やかな坂道を登っていくと、異人館のある一角に到着します。
北野の異人館は、一般的な「伝統的建物保存地区」とは異なり、建物を保存することが目的ではなく、建物を利用して金儲けすることが目的になっているようです。
異人館は結構多く残っていますが、それなりに高い入場料が必要です。何軒かづつ系列化されているところもあり、共通入場券もありますが、すべての異人館に入館できるわけではないので注意が必要です。
まず、交差点から山に向かって急な坂を登っていきます。
写真ではわかりませんが、ものすごい急坂です。我々はこの辺に住めそうもありません。
まずは「坂の上の異人館」。旧中国領事館ということですが、それならば旧中国領事館で良いと思います。なぜ坂の上の異人館なのかよくわかりません。
中にはいろいろなものが展示されていますが、ほとんど説明がないため、この建物にゆかりのものなのか、貴重なものなのか同かは判りません。
次は北野外国人倶楽部。
居留地の社交場が再現されているということですが、旧フリューガ邸ということで、もともと社交場だったわけではないようです。
次は山手八番館。
旧サンセン邸ということですが、関連があるのかないのかわかりませんがいろいろな彫刻が飾られています。
入口にも天灯鬼、龍灯鬼が。
現在ここで一番有名なのはこの椅子でしょう。
座ると願いが叶うという「サターンの椅子」です。
続いてうろこの館。今までの4館は隣接しているため、効率よく見学することができます。
庭にある猪の銅像は鼻に触ると幸運が訪れる言われているそうで、鼻先だけ色が変わっています。
中はどの建物も同じような感じに見えます。建物に造詣があれば違うのかもしれませんが。
うろこの館の二階からは三ノ宮の市街地が一望できます。昔も今も住宅としては一等地にあることがわかります。
この人魚像の胸も触ると幸運が訪れるのでしょうか。
うろこの家から細い坂を下り、右に行くと急に観光地然とした場所に出ます。この辺が北野異人館の中心のようで、観光客も結構います。平日ということで、日本人よりもアジア系外国人が非常に多いです。
北野異人館観光は三ノ宮からこの辺に来るのが王道のようです。新神戸からくるのは、どうやら裏口に当たる感じです。でも、その分人も少なく、ゆっくり観ることができましたが。
ここまで来たので北野天満神社に参拝します。
ここは平清盛が福原に都を造営するにあたり、京都の北野天満宮から観請して祀られたということで、北野の地名の語源となっています。
ここからも三ノ宮市街地が一望できます。
北野天満神社の下に、有名な風見鶏の館があります。
風見鶏といえばNHKの朝ドラで有名になりましたが、ドラマのモデルとなった人物とこの館は関係はないということです。
ここにはもう一つ、萌黄の館という建物もありますが、これ以上建物の中を見ても同じなので、これで異人館めぐりは終わりにし、昼食をとることにします。
<その3に続く>