「オーベルジュ 湯楽」の夕食です。
ピノクラーレというレストランに向かいます。
レトロな雰囲気のエントランスから長い通路を進んだ先にレストランがあります。
レストランはシンプルで明るい雰囲気です。
今回はスパークリングワイン付きのプランです。
まずは前菜一品目。
自家製スモークサーモンと小海老、無花果のスカペーチェ
上に載っている黄色いものはコリンキーという生で食べられるかぼちゃです。
この下にレーズン、松の実等が隠れていて、見た目以上に手が込んでいます。
前菜二品目。
豚ロースの低温ロースト 季節野菜、オリーブのマリネ 鴨胸肉の生ハム添え
ドライトマトのマリネは中華風味噌漬けのような変わった感じです。そして、オリーブオイルが、我々が普段使用しているものとは一味違う感じがします。
自家製パン盛り合わせ。
黒はイカ墨を練りこんだもので、見た目はインパクトありますが味は意外と癖はありません。
青のりを練りこんだ方は揚げてあります。運ばれてきたときは熱々ですが、冷めてもおいしいのがさすがです。揚げてあっても重さはありません。
そしてチーズが三種類。これも普段食べているチーズとはちょっと違います。常温で出されるところもこだわりを感じます。
天然地魚のカルパッチョ。
たしかアジ、ひらめ、いさきです。
付け合わせはエディブルフラワー、海藻含めすべておいしいです。
日本酒の種類が豊富で、価格も安いです。前回も書きましたが、オーベルジュでアルコールを安く提供するのは理にかなっていると思います。
大井の井上酒造、箱根山一合900円。
次はパスタ。
薩摩芋のピュレを添えたリガトーニ 和牛の赤ワイン煮込みソース
敢えて言えば、非常に贅沢なミートソースです。添えられたルッコラもおいしいです。
魚料理。
本日鮮魚のオーブン焼き カプリスのソース アンチョビ風味のパン粉添え
魚は鰆です。
一見、ソースがアンチョビに見えますが、こちらはカプリスという茄子で癖がないソースで、少し意外性のある一皿です。
本日のグラニテ。
ブラドオレンジと柚子胡椒のシャーベット。
え、と思う組み合わせですが、よく合っています。そして、柚子胡椒、結構効いてます。
肉料理。
A4ランク黒毛和牛リブロース マッシュルームのソース 季節野菜添え
野菜はチンゲン菜。肉は柔らかく、上品な脂です。
デザート。
ホワイトチョコレートのアイスとメレンゲの焼き菓子。
デザートもコーヒーもおいしいです。
「オーベルジュ湯楽」の夕食は、オーベルジュにふさわしい非常においしいものでした。
器とか見た目よりも、味で勝負、という感じです。料理も結構手が込んでいると思います。非常に満足でした。
一つ欲を言えば、野菜メインの料理が食べてみたかったです。
このあと、古代檜の内風呂に入り、貸切露天風呂に入り、のんびりくつろぎました。
<2日目に続く>