本日の宿は、「鏡ケ浦温泉 rokuza」です。
だいぶ前から存在は知っていて、一度来てみたいと思っていたのですが、なかなか予約がとりにくい宿で、タイミングが合わず、ようやく今回来ることができました。
館山から海岸沿いに北上し、那古海水浴場に面した海岸沿いに「rokuza」はあります。最寄駅は館山の一つ手前の那古船形駅になります。かつて内房線の木更津~館山間で特急が停車しない駅は竹岡と那古船形だけでしたが、その特急も今では廃止されてしまいました。
なかなか変わった形の建物ですが、ここも昔、保養所だった建物を再利用しています。調べてみると、オープンしたのは2011年3月26日、なんとも大変な時期にオープンしたものです。
ロビーの向こうにはプールがあり、その先にはテラス、リゾートの雰囲気満点です。
ウエルカムドリンクはフレーバーティーと生チョコレートです。
館内はかなりスタイリッシュにまとめられています。建物は築40年ほどのようで、昭和の建築の面影を残していますが、この内装のおかげで古さは感じられません。
今回予約したのは、二階のプレミアムツイン、広めの露天風呂付きの部屋です。なぜこの部屋にしたか、というと、予約した時点でこの部屋しか空いていなかったからです。
ベッドルーム。寝心地は、まあ普通です。それぞれのベッドの枕元にコンセントがあるのが気が効いています。
この宿の中では結構値段の高い部屋ですが、眺めがいいとは言えません。建物の一番奥まった位置にあり、目の前の橋のような構造物や横の客室のある建物が邪魔をして、さらにその先には広い砂浜もあるので、海は見えるもののかなり遠い感じです。
目の前の砂浜は結構人が通るため、窓を開けると中が丸見えになってしまいそうです。
横の客室から部屋の中が見えないように、窓ガラスには偏光フィルムが貼られています。
テレビはBSを見ることができません。このクラスの宿であればBSくらい見ることができてよいと思います。
部屋にはエスプレッソマシンがあり、無料で利用することができます。
冷蔵庫の中の飲物も無料です。これはうれしいところです。
そして一番うれしいのがこれ、この宿の専任パティシエによるスイーツです。持ち帰っておいしくいただきました。
洗面所。この反対側にトイレがあります。洗浄式トイレの温水は、貯湯式ではなく瞬間式で、長時間使用しても冷たくなることがないのがうれしいところです。個人的に小手は重要なポイントです。
洗面所のガラス戸を開けると、シャワーブースに入ります。椅子と桶があるのは良いですが、鏡がほしいところです。
シャワーブースの先に、部屋付きの露天風呂があります。
露天風呂、といっても半露天で、開放感はあまりありません。扉を開けることはできますが、寒いのと、砂浜と他の客室から丸見えになるため、うかつに開けることはできません。
お湯は、やや褐色透明でまろやかな塩気があります。加熱循環消毒有ですが、あまりそれは感じられず、千葉県の温泉としては良いお湯だと思います。大浴場よりも部屋付露天のほうが、成分が濃いように思います。
続いて館内です。
エレベーターホール。装飾品もなかなか凝ったものが多いです。
バーラウンジ。
前方の階段を進むと、食事処があります。
ここの建物は2棟がつながった形になっており、食事処、大浴場は隣の棟にあります。
こちらの建物のほうが少し高い位置にあり、二階、三階は直接行き来することができません。三階にある大浴場に行くには、一階まで降りてきて、食事処の前のエレベーターで三階まで上がる必要があります。
貸切露天風呂が二ヵ所ありますが、夜は露天風呂のない部屋が優先されます。朝は空いていれば自由に使えますが、翌朝見た限りでは空いていることはありませんでした。
貸切風呂は男子、女子の大浴場の間にあります。おそらく、もともと大浴場の露天風呂だったものを切り離して、貸切にしたのではないかと思われます。大浴場には露天風呂はなく、ガラスにも目隠しがしてあるので、浴槽に入ったまま海を見ることはできません。
大浴場と部屋の風呂に入り、冷蔵庫のビールを飲んでゆっくりしていると、徐々に暗くなってきました。
雲は多いですが、雨は降っていません。
次は夕食です。
<その4に続く>