対ドルレートが一時144円台をつけた。
この10日間だけで10円ほど下落しておりさすがに政府・日銀は平静をよそおっているわけにはいかなくなった。
そしてお決まりの「あらゆる措置を排除せず必要な措置を取る準備がある」とのコメントを出した。
しかし日銀・黒田総裁は相変わらず「大幅な利上げは経済のダメージになる」を繰返し利上げの出口は見えない。
インフレが進んでいるがコスト・プッシュ型だからねぇ。
一部に来春こそ大幅賃上げが実現しそうだという向きもあるが果たして庶民がそれまで待てるかどうか。
政府は非課税世帯に1世帯当たり5万円給付など物価高対策を講じているがいずれも対症療法に過ぎない。
あくまでも結果論だが今となっては種々の理由でアベノミクスは不成功だったと思う。
あらためて今まで数年間の経済政策をレビューしてみたらどうか、「失敗は成功の母」だからね。
そしてそのあとは岸田首相お得意(?)の「決断と実行」だ。