近くの美術館で天才仏師・運慶の作品が見られるというので足を運んでみた。
運慶とは鎌倉時代の仏師だが代表作は東大寺・南大門の金剛力士像だ。
その運慶の作品が何体も見られるというのも彼自身が鎌倉幕府開幕を追いかけて鎌倉近辺に出張ってきたようなのだ。
そして当地にしばらく滞在し多くの作品を残していったのだ。
その後奈良に戻りあの金剛力士像を手掛けたのだがここ三浦半島で腕を磨いたのだと思うとまさにロマンだねぇ。
ちなみに運慶は当時としては73歳という長命で最後は鹿児島で仏師人生を終えた。
鎌倉出張時代(?)からいろいろ新機軸を打ち出してきていたが最後まで仏像製作の情熱は失わなかったようである。
なかなか活動的、行動的な人生だったのだねぇ。