ビッグモーター社に対する融資の返済について銀行団は借り換えには応じないことを同社に伝えたとのことだ。
これによりビッグモーター社は近く返済期限を迎える借入金約90億円を返済することになるが問題はこの先同社の先行きが全く見えないことだ。
修理も、保険も、販売も、挙句の果ては労務管理、店舗近辺の環境問題まであまりにも不正が蔓延っていた。
先日行われた経営陣の記者会見もまるで他人事のようで反省もおざなりと受け止められた。
これでは銀行団もおいそれと融資を続けるわけにはいかなかった。
幸い同社には300億円近くの現預金が残されているということだから当面どうということはないかもしれないがこのところ急加速した出店スピードと深刻な顧客離れ次第では今後一気に経営危機が顕在化するだろう。
同社の従業員の多くは(世間も)不正の根源は社長父子にあるとみている。
ゆえに経営再建は前経営者一族が同社の経営権を完全に手放すかどうかにかかっている。
さもなくば銀行団の取引再開(融資継続)なんてことにはならないだろう。
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