ポーって実際に
ミステリアスな人物だったんですねえ。
「推理作家ポー 最期の5日間」52点★★★
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1849年、米ボルティモアで
陰惨な殺人事件が発生した。
刑事(ルーク・エヴァンス)は殺害現場が
ある推理小説に酷似していることに気づく。
エドガー・アラン・ポーの
『モルグ街の殺人』だ。
当のポー(ジョン・キューザック)は
スランプで酒浸りの日々。
刑事はポーに
事件への協力を求めるのだが、
さらに
ポーの小説を模した第二の殺人が起こり――?!
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「Vフォー・ヴェンデッタ」(05年)の監督が、
推理作家ポーとその模倣犯による頭脳ゲームを描いた作品。
まず、かなり凄惨な猟奇描写がキツいので注意!
設定はおもしろくて
スランプ状態にあるポーが
おそらく自分のファンであろう犯人から挑戦され、
殺人をストップするために
犯人の仕掛けたゲームを解いていく――というもの。
なんですが
どうも
盛り上げポイントや見せ方がいまひとつで
アクションも謎解きも退屈だった。
まあ、自分の推理が
ぜ~んぜん外れたってのもあるんですけどね・・・(苦笑)
ビジュアル的には
ジョン・キューザックのキョト顔オンリーだと辛かったけど
正統派イケ顔のルーク・エヴァンスがコンビを組んでくれて
正直なところ助かった!という感じですね。
実際のエドガー・アラン・ポーも
こんな顔だったそうですが
(いかにも、苦悩してそうな・・・)
40年の短い生涯は
けっこう波瀾万丈で、
その死も相当に謎めいているらしい。
コッポラ監督の「ヴァージニア」でも
ポーがクローズアップされてたりと、
改めてポーの影響力や
存在を考える機会にはなりました。
★10/12(金)から全国で公開。
「推理作家ポー 最期の5日間」公式サイト