「カティンの森」アンジェイ・ワイダ監督の新作です。
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「菖蒲」62点★★★
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この映画は三重構造で、
映画「菖蒲」の主演女優クリスティナ・ヤンダの独白と
「菖蒲」のドラマ、
そして撮影現場のドキュメントが三層になっています。
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まず映画はヤンダの独白で始まる。
「実はこの映画を撮るのは無理だと言った。
なぜならば
この映画の撮影をするはずだったカメラマンの夫が
亡くなったから
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そして場面は映画「菖蒲」へと移る。
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ポーランドの医師(ヤン・エングレルト)は
妻のマルタ(クリスティナ・ヤンダ)が
病に冒されていることを言えずにいる。
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あるときマルタは町で出会った若い青年に
失った息子たちをみる。
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そして、その映画の撮影中に
女優ヤンダに起こった出来事がドキュメントで映し出され――。
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ちょっと簡単にはいかない映画でした。
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主演女優の夫が、現実で病に倒れている。
愛する夫の最期を語る彼女の苦悩は
ひたすらに悲しく、
そんな彼女は「菖蒲」のなかで、
似た病に侵される役を演じなければならない。
「菖蒲」のドラマが始まると
スイッと引き込まれるのだけど、
しかし
それがまたブツッと切れて
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今度は撮影中のある出来事がドキュメントで写され、
そして
再び役を離れた彼女の独白になる。
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三重構造に共通するのは
「死」の足音と悲しみであり、
この作品の伝えんとする、深みや空気はわかる。
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わかるんですが
単純にこの構造って
ドラマに入り込んでいた我々の気をそぐ弊害もあるんですね。
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原作『菖蒲』は有名な小説だそうで
この話を知っていればまた違うかもしれないし、
この深みをホントに理解できれば
カッコイイと思うんですが
浅くてスミマセン、という感じですハイ。
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実際のところ
冒頭の独白部分などは
試写室でも寝息やいびきが盛大で(苦笑)
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間違いなく8割は睡魔に襲われていたと思う。
ワシももれなく・・・スー・・・。
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この映画が「静かなヒット」になったら
日本人の映画力はかなりのレベルだと思いますマジで。
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★10/20(土)から岩波ホールで公開。
「菖蒲」公式サイト