本人の映像みたら、
ホントにそっくりでしたわ。
「最後のマイ・ウェイ」69点★★★☆
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1939年、エジプトで
裕福なフランス人の父とイタリア人の母のあいだに生まれた
クロード・フランソワ(ジェレミー・レニエ)。
しかし父の失業で
一家はモナコに移住する。
17歳になった彼は、苦しい家庭を支えようと
ある楽団のドラマーに採用され、
ヴォーカルとしても頭角を現す。
ミュージシャンへの夢を描くようになったクロードだが
しかし、厳格な父はそれを許さず――?!
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フランク・シナトラの名曲「マイ・ウェイ」を作り、
1960年代~1970年代のフランスで超人気だった
スーパースターの人生を描く話。
149分あります。
フランス発の長い伝記モノって
正直、おもしろくないのが多くて(「ジャック・メスリーヌ」とか「カルロス」とかね~)
期待度、ちょっと低かったんですが
これは退屈はせず、ウトウトともしなかった。
スターの誕生から生い立ち、
亡くなるまでをすらすらと描き
「こういう人がいたんだ」というフムフム度は高い。
日本人で彼を知っている人はほとんどいないそうですから、
どんな年代でも「へえええ」という驚きがあると思います。
ジェレミー・レナーが
本当にがんばっているのも印象的。
まあ17歳を演じるのはさすがに無理があったけど(失笑)
クロード・フランソワという人は
潔癖症で神経質で、すべてをコントロールせずにはいられず
嫉妬深い人だったようで
(女に対してはマジでストーカー!失笑)
そんなスターの人物像はよく現れていると思う。
ただ実際、ミュージシャンが自己チューなんてのはありがちなことなんで
もっと
「なぜそこまでスターになりたかったのか?」
「彼は音楽の何を、そこまで愛していたのか?」が
ディープに探られるとよかったなと思いました。
本人のルックスといい
ちょっとバタくさいのもフランス味かな(笑)
★7/20(土)からBunkamuraル・シネマで公開。ほか全国順次公開。
「最後のマイ・ウェイ」公式サイト