試写室、大爆笑でした。
おすすめ!(笑)

「31年目の夫婦げんか」80点★★★★




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結婚31年目の夫婦
アーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)とケイ(メリル・ストリープ)。


子どもたちもみな巣立ち、
二人だけの暮らしは一見平穏だが、ケイは悩みを抱えていた。

寝室も別にして久しいある夜

ケイが覚悟を決めて夫の寝室を訪ねると


夫は「ギョッ」とした顔。

で、やんわり、いやキッパリ拒絶。

さすがにショックを受けたケイは
カップル専門のカウンセラーである
医師バーナード(スティーヴ・カレル)を訪ねたいと夫を誘うが――?!

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「プラダを着た悪魔」監督の最新作。

熟年セックスレス夫婦がセラピーに通う話です。
いくらでもドタバタに出来そうな題材を
そうはせず、
繊細に、しかし笑わせてくれるのが素晴らしい。


「問題なんてない!」と直視しようとしないガンコな夫と

問題に向き合おうとする妻。

夫婦のデリケートな問題を
役者がデリケートな演技で支え、
余白をたっぷり持ち、「間」だけでおかしみを出し

痛いところをつき、
品を失わず、ジンとさせる。

ヒューマンドラマのなかでも、かなり高度な映画だと思います。


それにキャストが絶妙。
おとなしい(!)メリル・ストリープ、
普通のオヤジすぎるトミー・リー・ジョーンズ、
そして穏やか光線出しまくりのセラピスト役、スティーヴ・カレル(!)

誰もが一瞬「え?」な役を、丁寧に自然にこなしてる。
これぞ役者を「観る」醍醐味ですねえ。


特に
セラピーに通うのがイヤでたまらない
トミー・リー・ジョーンズが
「円満な夫婦に問題を作って儲けてるんだ」と
数々の悪態(笑)を繰り出すシーンがおかしくて。

ロマンチックなことのまるでなくなった家庭を
「労働者二人が生活してるみたい」と描写する
メリル・ストリープにも苦笑いが込み上げました。

カップルで一緒に観るのは

あまりにズバリで恥ずかしいかもしれないので
別々に観て、「あるある」ネタを持ち帰り
共有するのがいいかもしれない(笑)

★7/26(金)からTOHOシネマズ・シャンテ、新宿シネマカリテほか全国順次公開。
「31年目の夫婦げんか」公式サイト