なーんにも知らなかったんで
けっこうハラハラ楽しめました。
「ラッシュ/プライドと友情」69点★★★★
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1970年、二人のレーサーは出会った。
オーストリアの資産家の家に生まれた
ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)は
理論派でストイック。
彼は、自らマシンを改造し、
銀行の融資も取り付け、F1チームに加入する。
いっぽう
イギリス出身のジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)は
直感的なレーサー。
陽気で享楽的なプレイボーイだが、
レース前に必ず嘔吐する繊細な面もあった。
正反対のタイプの二人は
ライバルとしてしのぎを削るようになる。
そして、1976年。
F1史上もっとも劇的といわれる、あの出来事が起きた――。
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運命のライバルだったF1レーサーの実話を基に
ロン・ハワード監督が描くドラマ。
1976年の歴史的レースの行方を知らないほうが
ハラハラを楽しめるもかもしれません。
陽気でハンサムなジェームス・ハントと
メカオタクのニキ・ラウダ。
二人の主観で、物語を交互に見せ、
その対比を浮き上がらせる作りになっとります。
ただ主軸はラウダにあり、ですね。
ライバルの戦いを銃撃や殺戮でなく描いてくれるのは、とても気持ちがよく、
レースシーンの迫力もすごい。
当然ながら、ハイレベル作品とは思う。
二人を演じる役者も、この写真で見る本人の雰囲気にそっくりで、びっくりした。
(プレス資料より)
ただ、レースシーン、思ったより少なかったけど
それでもちょっと長いと、退屈。
バイオレンスの殴り合いと同じなんだよね~。
ライバル二人の複雑な心境や絆も、
想像よりも押してこなかった。
事実のおもしろさに加える脚色部分が
とにかく車の描写――エンジンの動きやスピード感に集中してて
心理描写に及ばなかったのかもしれない。
脚本のピーター・モーガンと同じく組んだ
「フロスト×ニクソン」もあまり響かなかったから
このコンビが、ちょっと苦手なのかもなー。
イーストウッド監督と組んだ
「ヒア アフター」は割と好きだったけど。うーん相性なのか。
で、肝である
ライバル二人の運命は?――というと
ワシのようなド素人でも、その名を知っていることを思えば、
二人の勝負の結果は、歴史が語っているってことか・・・と
ふーむと感じました。
★2/7(金)から全国で公開。
「ラッシュ/プライドと友情」公式サイト