さすがに授賞式当日に
この点数でアップする勇気はなかった番長でありました(意外と小心。笑)
「それでも夜は明ける」50点★★☆
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1841年、まだまだ奴隷制度が普通だった時代。
ニューヨークに住む
ソロモン(キウェテル・ジョフォー)は
生まれたときから自由証明書で認められた“自由黒人”。
バイオリニスとして仕事をしながら、
妻と幼い子どもたちと平和に暮らしていた。
あるとき彼は知人の紹介で
ワシントンで開催されるショーでの演奏を頼まれる。
ショーは大成功に終わり、
興行主たちと祝杯を挙げたソロモン。
だが翌朝目覚めると、
ソロモンは手足を鎖につながれていて――?!
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第86回アカデミー賞で作品賞ほか3部門受賞。
監督は「SHAME-シェイム-」のスティーヴ・マックィーン。
1841年に“自由黒人”だった主人公が、
誘拐され、12年間奴隷として働かされるという
実話ベースの物語です。
確かに“自由黒人”という存在は
よく知らなかったし、勉強になったんですが
まあ、なんといっても
かなりフツーの「人道的歴史もの」だった。
不運な主人公ソロモンは
運命に流され雇われ先を転々とし
様々な雇い主や人々と関わっていくわけですが
映画の構成が
彼が出会う人々との関わりを順繰りに展開していくだけなので
けっこうルーチンで単調なんですよね。
クローズアップ多用の画面も
キメの構図もワンパターンかなあ。
彼が出会う人々をそれぞれ
豪華役者が演じているのも、見どころではあるんですが
ホントに一期一会、というか
はっきり言ってちょっとだけなんだ!(笑)
人道的な善人チームVS悪人チームの
役者の分け方も、想像できる感じで。
描かれている内容は、すっごく大事なことだと思うんですが
あまり入り込めなかったな。
ワシ「SHAME-シェイム-」すごくがっかりだったんで
どうもこの監督とは合わんらしいです。すんません。
★3/7(金)からTOHOシネマズみゆき座ほか全国順次公開。
「それでも夜は明ける」公式サイト