ハッピー&元気お届け人の巨匠、さすがっす!

「アバウト・タイム」80点★★★★




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イギリス南西部コーンウォール。
ティム(ドーナル・グリーソン)は自分に自信がなく、冴えない青年。

人生を生き生きと謳歌している陽気な一家のなかで



彼だけが、どこか浮いていた。

だが、ティムは21歳の誕生日に
父(ビル・ナイ)からあることを教えられる。
「我が一族の男は、代々タイムトラベルの能力を持っているのだ」

――はあ?!



といいつつ、ティムが教わった方法を試してみると――?!

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「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督作。
すごくおもしろかった!

でも途中でちょっとわかんなくなった(笑)

タイムトラベルものは、考え出すとわからなくなるんだよね。
子どもが入れ替わったとこらへんとか、
妹と一緒に過去に戻るのはありなの?

でも、それでもですね
やっぱり心が前を向く、ハッピー話であることに変わりない。


「ラブ話」というより家族話なのも好みだし。
タイムトラベル能力があることを知った主人公が

その力を何に使うかというと、
なんとまあ
“愛する人を見つけるために使う”という。


「ハハハ・・・

いやいやこれが!

彼女と出会うため

あるいはデートでのちょっとした会話に失敗するたびに


彼は過去に戻って
少しでも、前よりうまくやろうと
何度も何度も人生をやり直す。



それって
究極の愛じゃん?!とか思えてしまうんですよね。


人生、一日一日を
大事にすることの重さも噛みしめられるし。

さらに
「毎日、生き生きと生きてる人は、
実はこうやってタイムトラベルしてるんじゃないか?

思えてしまう自分に笑っちゃいますが(笑)

たまには素直に受け止めて、
ニヤニヤしながら劇場を出るのって嬉しいもんですよ。



リチャード・カーティス監督は、本作で監督業は引退し、
脚本のほうに専念するようですが
もっと観たい!ですよねえ。

★9/27(土)から全国で公開。
「アバウト・タイム」公式サイト