いつもながら
やってくれるね、ホン・サンス。


「自由が丘で」72点★★★★




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韓国、ソウル。
一人の女性クォン(ソ・ヨンファ)が
以前務めていた語学学校で、分厚い手紙を受け取る。

それは以前付き合っていた
モリ(加瀬亮)からの手紙だった。


手紙は
「いまソウル行きの機内にいる。会いに行く」で始まり、

モリがソウルで彼女を待つ日々の様子が綴られていた・・・。

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ホン・サンス監督×加瀬亮主演。
自由が丘といっても場所は韓国。
“自由が丘8丁目”という名前のカフェが舞台・・・ってなんじゃそりゃ(笑)

まあ原題は「Hill of freedom」なので
これは邦題うまいで賞、なのかな(笑)
フリーダムなカメラワークもいつもどおり。
しかし
不在な彼女を待つ男の2週間、という一見シンプルな話は
不思議と
時系列がバラバラにつながっていて
「なんだろ?」な魅力を放つ。


そして
そのバラバラさに実は理由がある。
ヒントは手紙。

ワシこれに気づいたのが
けっこう中盤の後半くらいで(遅い?笑)

いやあ、改めて
映画という道具の面白さにハッとさせられました。


加瀬亮が所在なさげに裏路地を歩き回り

ぼちぼちと人と会話し、
ちょっとした出来事が起こる。
その日常風景だけでもおもしろいんですけどね。

英語がわかりやすくて、勉強にもなりました。


67分なのが残念。もっと見たいよね。

★12/13(土)からシネマート新宿ほか全国順次公開。
「自由が丘で」公式サイト