ハリウッド猫モノにしては
猫、可愛い(笑)
「メン・イン・キャット」70点★★★★
******************************
家族を犠牲にしても仕事一筋を貫いてきた
ワガママ社長(ケヴィン・スペイシー)。
だがこの日は
妻(ジェニファー・ガーナー)にしつこく言われ、
娘の誕生日に、欲しがっている猫を飼ってやることにする。
どこか怪しげな店主(クリストファー・ウォーケン)の店で
一匹の猫を飼った彼は
その帰り道、思いがけない事態に遭遇する。
その後、目覚めた彼は
自分の心が、猫に入ってしまっていることに気づき――?!
******************************
なんじゃこのパクりタイトル!と思ったら
「メン・イン・ブラック」監督作だったという(笑)
猫好きゆえの加点もあるけれど(笑)
なかなか楽しい映画でした。
いけすかないゴーマン社長(ケヴィン・スペイシー)の心が
猫の身体に入ってしまう・・・という話で
見た目は猫で中身はオッサン、という状況になるのがおかしい。
それに
どうもハリウッドの描く猫って
いじわるキャラになることが多いんだけど
この映画の猫描写は、意外と「わかってる」かも(笑)
それだけ猫好きが増えてるのかな、とも思ったけど
冒頭にある、猫のYouTube画像を集めたシーンでなんとなくわかった。
「猫への視点は、世界の共通認識となったのだ!」って(笑)
いまや日本の“ネコノミクス”効果は
2兆円以上らしいですからね。
で。本編は87分でサクッとしてて
会社の存続問題なども絡むんだけど
それほどのアップダウンなく
ゴーマン社長も猫になったからとはいって
心を正しく入れ替えた・・・とかもなく(笑)
話としては大きなきらめきはないけれど
とにかく途切れることなく猫が登場し、
猫に絡む「あるある」や「クスクス」が満載なのがたまらん。
怪しげな猫斡旋(?)ショップの店主クリストファー・ウォーケンが
またいい味出していてグー。
猫好きはかなり
イケると思います。
★11/25(金)からTOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
「メン・イン・キャット」公式サイト