ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

メン・イン・キャット

2016-11-22 23:50:13 | ま行

ハリウッド猫モノにしては
猫、可愛い(笑)


「メン・イン・キャット」70点★★★★


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家族を犠牲にしても仕事一筋を貫いてきた
ワガママ社長(ケヴィン・スペイシー)。

だがこの日は
妻(ジェニファー・ガーナー)にしつこく言われ、
娘の誕生日に、欲しがっている猫を飼ってやることにする。

どこか怪しげな店主(クリストファー・ウォーケン)の店で
一匹の猫を飼った彼は
その帰り道、思いがけない事態に遭遇する。

その後、目覚めた彼は
自分の心が、猫に入ってしまっていることに気づき――?!


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なんじゃこのパクりタイトル!と思ったら
「メン・イン・ブラック」監督作だったという(笑)

猫好きゆえの加点もあるけれど(笑)
なかなか楽しい映画でした。


いけすかないゴーマン社長(ケヴィン・スペイシー)の心が
猫の身体に入ってしまう・・・という話で
見た目は猫で中身はオッサン、という状況になるのがおかしい。

それに
どうもハリウッドの描く猫って
いじわるキャラになることが多いんだけど
この映画の猫描写は、意外と「わかってる」かも(笑)


それだけ猫好きが増えてるのかな、とも思ったけど
冒頭にある、猫のYouTube画像を集めたシーンでなんとなくわかった。
「猫への視点は、世界の共通認識となったのだ!」って(笑)

いまや日本の“ネコノミクス”効果は
2兆円以上らしいですからね。


で。本編は87分でサクッとしてて
会社の存続問題なども絡むんだけど
それほどのアップダウンなく
ゴーマン社長も猫になったからとはいって
心を正しく入れ替えた・・・とかもなく(笑)

話としては大きなきらめきはないけれど
とにかく途切れることなく猫が登場し、
猫に絡む「あるある」や「クスクス」が満載なのがたまらん。

怪しげな猫斡旋(?)ショップの店主クリストファー・ウォーケンが
またいい味出していてグー。

猫好きはかなり
イケると思います。


★11/25(金)からTOHOシネマズシャンテほか全国で公開。

「メン・イン・キャット」公式サイト
コメント
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