ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

カフェ・ソサエティ

2017-05-01 23:57:50 | か行

ウディ・アレン監督、最新作。


「カフェ・ソサエティ」70点★★★★


*********************************

1930年代。

NYで育ったユダヤ人青年ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は
叔父(スティーヴ・カレル)を頼って
華やかなハリウッドにやってきた。

映画業界のエージェントとして成功している叔父は
ボビーに雑用係の仕事を与え、
秘書のヴェロニカ(クリステン・スチュワート)を
案内係としてつけてくれる。

美しく気さくなヴェロニカに
すっかり心を奪われたボビーだが
彼女には恋人がいて――?!


*********************************


御年81歳のウディ・アレン監督が
ふわふわの羽ペンで、スッと描いてくれたようなラブストーリー。

選ばなかった相手。選ばなかった人生。
若者の野心や夢・・・など
どこか
「ラ・ラ・ランド」に通じてる気がします。


これから人生をこぎ出そうとする若者役の
ジェシー・アイゼンバーグに
素直さや人のよさ、純粋さが感じられるので

ちょっと大人になった彼が
クラブ経営者として成功しても

二人の女性で迷っても
いやな感じがない。

さすが経験豊かな御大だからでしょうか。

クリスティン・スチュワートの
ちょっと陰を含んだ知的な美と

ライアン・レイノルズ妻、
ブレイク・ライブリーの健康的な美しさとの
対比がうまーくされていて
女性の輝かせかたも、やっぱりさすが!っす。


★5/5(金・祝)からTOHOシネマズみゆき座ほか全国で公開。

「カフェ・ソサエティ」公式サイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする