そうか、これ
夫婦共同作業ね(笑)
「オリーブの樹は呼んでいる」60点★★★☆
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スペインバレンシア州。
20歳のアルマ(アンナ・カスティーリョ)は
オリーブ農園を営む祖父と、幼い頃から仲良しだ。
しかし、数年前に父が樹齢2千年のオリーブの樹を売ってしまってから
祖父は口を聞かなくなり、心を閉ざしてしまった。
ついに食事もしなくなった祖父を見て
アルマは考える。
「オリーブの樹を取り戻せば
おじいちゃんを救うことができるかも?」
そしてアルマは
祖父のオリーブの樹を探す旅に出るが――?!
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「天使の分け前」や「わたしは、ダニエル・ブレイク」などケン・ローチ監督とのコンビで知られる
脚本家ポール・ラヴァーティと
「エル・スール」の少女役から
監督になったイシアル・ボジャインのタッグ。
この二人、夫婦なんですよね。
で、3作タッグを組んでいるんですね。
で、お話は
樹齢2千年という貴重なオリーブの樹が伐採されて
「環境保護」を喧伝するような企業に売られている・・・という
なんじゃそりゃ!な状況を訴えつつ、
そうしないとやっていけない
農家、ひいてはスペイン全体の
苦しく、閉塞した状況を描いているんですが
うーん、これは生理的感覚によるものなのかもしれないけれど
冒頭から
緩急をつけたカットバックや音楽が
ちょっとワシにはしつこくて
どうもリズムについていけなかった。
もぎ取られてしまったオリーブの樹、おじいちゃんとの思い出・・・と
過去を振り返るばかりのヒロインに
感情移入しずらかったというのもある。
やっぱり映画って
監督次第というか、監督によって違うなあとか
当たり前なことを思ったり。
ただ、オリーブの樹が、こんなに堂々たる大木になるんだ!というのは
かなり驚きだった。
うちのベランダのひょろりとしたオリーブも
2千年で、こうなるのか?・・・(いや、ならなそうw)
★5/20(土)からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
「オリーブの樹は呼んでいる」公式サイト