アカデミー賞、最多13部門ノミネート。




何を獲るのかなあ。
「シェイプ・オブ・ウォーター」70点★★★★




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1962年、アメリカ。
イライザ(サリー・ホーキンス)は
政府の秘密機関で清掃員として働く女性。

声を出すことができない彼女は
人とはちょっと違うユニークな感性の持ち主で
職場の同僚ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と
アパートの隣人(リチャード・ジェンキンス)は
善き友人として、それとなくイライザを見守っていた。



そんなある日。
イライザは仕事中
極秘扱いで搬入されてきた、ある「生きもの」を目にする。

それは人間でも、魚でもない
半魚人のような異形の生物だった!

だが、イライザは怖がることもなく
“彼”(ダグ・ジョーンズ)を気にかけるようになる――。


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ギレルモ・デル・トロ監督が
異形の生きものと女性の切ない愛を描いた作品。
究極のラブストーリー、とありますが
うん、ホントにそのとおり。


意外に、思ったより、普通だった。

いや、いい意味で。
声をなくしたヒロインという設定が
そもそも人魚姫を連想させるように
全体がおとぎ話的というか、ほどよく“劇画”。
レトロかわいい小道具や色調には
ちょっと「アメリ」っぽさがあって
異形の生き物をいじめ抜く悪者

あくまでも憎たらしく、
ピュアな心で“怪物”に接し、
心を通わせるヒロイン――の展開も
ラストまでハラハラさせる。

残酷さも控えめで

それにはホッとしつつ、どこかで
「え。


ワシ、「パンズ・ラビリンス」の
「え。」なショックが相当大きかったんだなー

(そしていまだにギレルモかギルレモかを迷って間違える。すみません!ギレルモです!)
もちろん盛り上がりは十分。

ラストのオチかたも好きだし
サリー・ホーキンスもよかですよー!

★3/1(木)から全国で公開。
「シェイプ・オブ・ウォーター」公式サイト