「くにさき」の天候は今一つのところだが、南下していけば天気が良いようだ。ここまで来たので別府温泉に入ろうかと進んでいった。
その途中の杵築城下は江戸時代の街並みがしっかりと残っている中でも、自分としては美しい町として記憶に残る街だ。何度も訪れたい街でもある。
ということで再びこの街にやってきた。ここでは観光客用の駐車場をあちこち渡り歩くよりも、一か所に停めて歩く方が街の雰囲気が味わえるのでいいと思う。
3年前に来たときもそうだったが杵築小学校の入り口の駐車場にクルマを停めて、ここから城下を歩き回る。杵築の城下は城に向かって東西に延びる山筋(尾根)が二本。北側の山筋が北台、南側が南台でともに武士の住まい。その間の谷筋が商人の店・住まいという住みわけで、尾根の上の上級武士の住居はよく保存されている。
クルマを停めたところから出ると、北台から商人町に降りる酢屋の坂。なかなか雰囲気のある道だ。
左に行くと杵築城に向かう道で北台の武家屋敷が並んでいる。
このあたりは家老級の武家屋敷ということで立派な屋敷だ。
そのうちの能見邸が公開(無料)されている。おばあちゃんが頑張って暮らしておられたそうだが、維持できないので市に寄付されたそうだ。
能見家は5代目藩主の9男が立家したそうで、家老職の家柄だそうだ。これを見ると杵築藩というのはなかなか裕福な藩だったようだ。
このまま杵築城に向かう。天守台の手前にある石造物の公園は見ごたえがある。市内各地から管理できない古の石造物を移設したそうだ。
尾根の先端にある天守閣は小さい。
日本で一番小さい天守閣だそうだ。まあ、もともとこれを作った頃には天守閣なぞいらない時代だったはずだ。城の象徴として殿様が欲しがったのだろうか。
さて今度は南台の塩屋の坂から北台の酢屋の坂を望む風景だ。
そして南台の西の端から杵築城を見るとこんな風になる。
さて、ここから別府市内に走って温泉だが、駐車場が広くて露天があって安いところで探すと、堀田温泉、@210。
温泉から出て、今夜はどうするかなんだが、別府市内は車中泊のできる場所がない。せっかくここまで上がってきた(堀田温泉はかなり高台に上がったところにある)ので、高速道路の別府湾SAに入って車中泊しよう。別府湾SAにはスマートICがあるのでそこから入って、明日は一区間走って別府ICで出ようか。
ということで夕食を買って別府湾SAに来たが、凄い風でクルマがゆさゆさ。まさかソーラーパネルが吹っ飛ぶことはないと思う。がっちり補強も入れて負荷が分散できるようにしてFRPの屋根に固定したという自信はあるが不安になる。予報では今日の風は3メートルくらいのはずなんだけど、これまでの経験からすると10メートル以上吹いているような気がする。
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