2014年2月28日に、並列に入れていたサブバッテリーのうち1組が爆発寸前まで膨張しているのが発見された。
バッテリーの並列接続の例はたくさんあるし、ここまでいくのはバッテリーの不良であろうと判断して、3月末に再度同じバッテリーを購入して再び並列接続して運用している。
ところが5月中旬に12V9AHのバッテリーを並列接続で使用していて、同じように爆発寸前になったという
ブログを見つけた。このブログの方の例では充電器は自作で、2個のバッテリーの内部抵抗にばらつきがあった。このため、内部抵抗の小さいほうのバッテリーの充電電流が定格より大きくなったために、過充電になったと分析されている。
バッテリーを並列接続する際には、同一商品で製造ロットも同じものにすべきだという解説もこのあたりからくると思う。
自分の場合は同じ製品でも購入時期が異なるので、内部抵抗だけでなくその他の特性も異なるだろうとは思う。これから先、バッテリー更改をいつも4個一緒に行うのも負担が大きい。
仕方がないのでバッテリーを1系と2系に分けて、1系は直流設備用、2系はインバータ経由の100V/AC用にする。充電回路はバッテリーセパレータ(ニューエラー サブバッテリーチャージャー SBC-001B)を介して分離(#)する。そして1系、2系それぞれに電圧表示計をつけた。
左は仮組みテスト中、右が電圧表示。これまで並列につないでいたので、とりあえず両方同じ電圧26.2V。
出来上がりの写真。
走行充電のためにACC連動でONになるようにした。家に帰ってきたときには、車載の充電器から充電するためにSBC-001Bのスイッチを手動でONにする必要がある。
しかしよく考えてみれば、SBC-001Bが充電動作中には2系に内部抵抗を付け加えてから1系、2系を並列にしたに過ぎないので、1系が過充電される恐れはあるし、2系が満充電されない可能性もある。これらはオルタネータや車載充電器の動作ロジックに関係するので何がなんだかわからなくなってきた。
(2014年6月12日追記)
6月のみちのくの旅で2系が充電不足になって、たびの途中でSBC-01Bをバイパスしてしのいでいる。走行充電の走行時間が短い日には、1系にばかり充電されて2系にはあまり充電されないので、次の朝には2系の電圧が24Vを下回ってしまうのだ。これは2系の充電回路の内部抵抗が相対的にかなり大きくなったわけだから当然予想されたことだが、解決のためのいい知恵が浮かばない。
(2014年7月16日追記)
いい知恵の浮かばないまま、来週からの北海道のたびを前にしてSBC-01Bを取り外して、元のように2組のバッテリーを並列接続した。何のためにSBC-01Bを買ったのか、高い勉強代になった。今後の管理の注意点としては、長時間の充電をしないようにするということだろう。走行充電に関しては満充電になってからさらに5時間以上も充電することはないだろうから、特に対処するとこはないだろう。一方自宅での車載充電器での充電は端子電圧が28.8V程度になったら充電をSTOP、25.0V程度まで下がったら再度充電するようにする。車載充電器は自動的にフロート充電になる機能がついているようだが、1年もたたないうちに高価なバッテリーを2個駄目にしたので、注意するに越したことはない。