子供の頃、みなさん1回はしたことがありませんか?「ガチャガチャ」。関東では「ガチャポン」と言うらしいですね。「メンコ」という言葉も関東で、関西では私は「ベッタン」と呼んでいました。子供のものにはいろんな呼び名がつくものです。
さて、このガチャガチャ、僕の両親のポリシーに反したものだったので、僕は1度もしたことがありません。「お金を使うのは、本当に欲しいものを買う時。何が出て来るか分からないようなものに、お金を使わないように」と、子供の頃にはきつく言われたものです。確かに友達がこのガチャガチャで手に入れていたものといえば、「スーパーカー消しゴム」や「筋肉マン消しゴム」。女の子用のガチャガチャも、指輪なんかのアクセサリーのものがあったのを記憶しています。
小学校校門前の駄菓子屋の前に設置していた、このガチャガチャを僕だってしたかったものの、縁もなくなり、いつしかあまり見かけなくなり、ゲームセンター前なんかに設置しているものを学生時代に見かける程度でした。
ところが最近、このガチャガチャを見かける場所が変わって来ました。駅の改札口の付近、売店などの横においているのです。そう、大人をターゲットにして、かわいらしいアクセサリーやら、ちょっとマニアックなものを入れています。
値段は300円。大人になった私でも決して安くはない値段です。そもそも欲しいものが当たるわけではないので。でも、いつかはやりたいと思っていると、家紋の携帯ストラップが売っているではありませんか!それも幕末の有名な名前の家紋が。
しかも100円也!
良く見ると、僕の好きな「新選組」のメンバーがズラリ。
100円だし、「変なやつが出ませんように・・・」と祈りながら、生まれて初めてのガチャガチャを遂に体験。ガチャっと回す時の何ともいえない緊張感。そしてゲットしたのが見慣れた「沖田総司」!これは幸先がいいともう1度。今度は「近藤勇」そして「土方歳三」と、狙う獲物を3回で獲得。最後は新選組の袖章しかない!と思い、ラストの4回目、何とそれが出ました!400円で欲しかった全てのものを完全ゲット出来たのです。これぞビギナーズ・ラックと大喜びしました!全12種類もあるのに、4回で欲しい4つを獲得した僕は満足でした。
ちなみにこの家紋をデザインして世界的ブランドになったのがビトンです。ビトンのバックのあの模様は、日本の家紋がモデルとなっているのです。そういう説明もつければ、こういうストラップは、外国へのお土産には安くて最高です。5円玉も一時受けましたが、これからはこの家紋ですね。(笑)