昔はゴールデンウィークと言えば、気になるのは道路の渋滞でした。僕が30歳前後の時は、バブル期にみんなが自動車を購入していたので、「大渋滞」という帰省を面白おかしく描いた映画が作られたほど、道路が渋滞していました。今年はどうなるのか?
感染を恐れて電車を避けて帰省する人が増えれば、渋滞が起きます。しかしながら、本当に今の状況を考えると動かないことです。誰もが動きを我慢すれば、1か月以内に新型コロナは理論的に日本から消えるのです。ウイルス登場から1年以上が過ぎても、変異株まで生まれて感染拡大するのは人が動くから。しかも他人の迷惑を考えない勝手気ままな動きが、ウイルスを拡散して行く。本人にとっては自由であり、必要だという行動が、実は客観的に見て無意味な動きであることが多い。
教育や躾をきちんと受けて育ち、考える力を持ち、他人を慮ることが出来れば、特定の職業の人だけが死活問題で泣くことなんか起きません。去年のGW中には人が街からかなり消えました。それをもう1度、ウイルスが強くなった分だけ、もっと正しくウイルスを怖がって動きを止めるだけで感染が止まるのに。それが出来ないのが戦争を止められないのと同じ、人間の性なのでしょうか。だとしたら悲し過ぎます。
この写真は50年前に、僕が撮影した大阪~神戸間を走る国道43号線です。全く車がいない。(笑)自家用車を持っている家が、まだまだ少ない時代でした。まだ「光化学スモッグ」という言葉も、聞いたことが無い時代の1枚です。現在の様子と比較したかったのですが、今はとても取材に行く気にならないので、ご容赦下さい。(笑)