“燃える闘魂”アントニオ猪木が28日、都内の新宿中央公園で年末恒例の炊き出しを行った。2001年から始め、今回が11回目。新宿副都心の高層ビルの谷間から、赤いマフラーをなびかせ、さっそうと登場した猪木は突然、筆を手に取ると、その思いを『幸』という一文字で表した。
「大みそかは幸せになるイベントにしたい」と猪木祭もPRしつつ、「来年は“母さん”の年にしましょう!!今年は“父さん(倒産)”が多すぎたから」と闘魂ジョークもさく裂。2000人の行列にラーメン1500食、ハンバーグ丼、から揚げ丼各800食などをふるまい、「11年生はいる?新入生は?早く卒業して、来年は来るなよ!1、2、3、ダァーッ!!」で締めくくった。
猪木も既に68歳!先日は上田馬之助さんも亡くなり、(享年71)上田さんは日本プロレスの後輩で「かなりぶきっちょな人だから、かなり努力したと思う」と上田さんの素顔に触れた。「強烈なイメージは新日本に上がったときから。こんな悪い(タイガー)ジェット・シンに日本人がどうして加担するんだ?って、オレがひらめいた」と、大悪党・上田馬之助の誕生秘話を説明した。これで、力道山の門下生も今や健在なのは、たったの3人になってしまった。猪木、北沢(魁)、小鹿氏です。
22日には、大みそか大会のイベント「元気ですか!!絶叫コンテスト」が、SHIBUYA 109イベント広場で行われ、アントニオ猪木がサプライズ登場。「(警察が来たら)卍固めをかけてやる」と笑わせていたが、見物人が集まりすぎたため登場からわずか3分ほどでイベントが中止になった。猪木は「ダーッ!」を叫んで退場。笹原圭一イベントプロデューサーは「109さんと警察に平謝りしたい」と、予想以上の猪木効果に悲鳴を上げていた。