IGFのアントニオ猪木会長が20日、68歳の誕生日を迎えた。都内の猪木酒場新宿店で誕生日会が開かれ、300人のファンが出席。藤波辰爾、藤原喜明、初代タイガーマスク(佐山聡)、木村健悟氏に、IGFのエースとなった鈴川真一らも駆けつけ、シャンパンタワーの乾杯で祝福した。全員での乾杯の後、似顔絵入りケーキの登場に笑顔をみせた。また、「猪木が笑えば世界が笑う。今年は発想を変え、ビンタ教をつくります」と宣言し、集まったファンに恒例のビンタで闘魂注入!
昨年は米WWE殿堂入りを手始めに、9月にはデビュー50周年を祝い、2億円ベルトも誕生した。51年目の今年は「猪木が笑えば世界が笑う。バカをやって騒がせるぞ。宝探しもやる」と、キューバでの宝探しにも本腰を入れる。キューバの所在を確認されている財宝が眠る沈没船の引き揚げについては、猪木が議員時代に、カストロとの間でサルベージの話が出来ており、こちらは夢も現実味もある計画だけに楽しみなことです。
「ハッピー・バースデー」の大合唱に包まれた“闘魂”は「秋には中国に進出したい。格闘技も小さくなるばかりだし、再編成してお茶の間に届けられたいい」と、新チャレンジを宣言した。こちらの中国進出は利益が上がるのかどうか、ファンや関係者は行動の早い猪木を心配して見守っている。(笑)
人々に元気を与え続ける猪木も、最近は時には「俺にも元気をくれよ」と、ぼやくこともあるが、周囲を元気にする天性のエネルギーはまだまだ健在。力道山の門下生も今や健在なのは、たったの4人になってしまった。猪木、魁、小鹿、上田だけなのです。本当に厳しい修行を知っているレスラーが少なくなるほど、にわかプロレスラーが増え、夢を与えることも出来ず、業界もどんどん小さくなっています。毎週金曜日の8時に「プロレス」を観て、夢を感じた僕の世代は幸せだったと思います。
猪木の話「日本の中に閉じこもるなんて小さい小さい。我々の頃は海外に憧れた。今でも海外にはいろんなことがあって、行けば人間が大きくなる。英語がどうのこうのって、要はやる気と行く気だけじゃないの?踏み出せない奴は何も出来ない」