昔は夜中やお昼2時ごろ、多くの映画がテレビで放送されていました。また、テレビ局員の多くに休みを与える為に、クリスマス頃から仕事始めくらいまでは、昼も夜も夜中も、各局映画を放送していました。年末になると必ず放送される名作もありました。ここぞとばかりに、僕もビデオ録画をするために、莫大な(笑)ビデオ・テープ代が必要になるし、ビデオデッキは休むことも無く動いていました。
今とは違い作品自体、中身も濃い作品が多かったし、レンタルビデオもレンタルDVDも無い70年代~80年代初頭は、テレビで観るか名画座を訪ねるしか、映画を楽しむことが出来ず、いづれにしても先方任せ、こちらが観たいものを観たい時に楽しむことは出来ませんでした。
●月曜ロードショー 荻昌弘(1969~1987)
●水曜ロードショー 水野晴郎 (1972~1985)
●ゴールデン洋画劇場 高島忠夫 (1971~2001)
●日曜洋画劇場 淀川長治 (1967~2013)
だからこそ、観たい作品に触れた時のことをよく覚えています。そして、そういう映画を僕らに紹介してくれた、映画評論家の役目も大きかった!今はもう皆さん亡くなられてしまいました。
試写会で淀川さんを見かけた時は、本当に真剣にご覧になられていました。おすぎとピーコは途中で退席していたし、小森のおばちゃまは爆睡していたのに、後日映画評をきちんと載せられてました。(笑)今はもう昔のことですね・・・。