関西初開催となるアントニオ猪木80th Anniversary「燃える闘魂・アントニオ猪木展」も、明日26日の日曜日午後5時までとなりました。場所は阪神百貨店1Fサウスエリです。入場料無料にしては見応えのある「猪木展」。マニアほどに楽しめるものが並んでいます。
猪木が使った「闘魂棒」は手に取ることが出来ますし、場内撮影も自由なのが嬉しいですね。
こんな変わったものもありました。
参議院議員当選証書。平成元年、猪木さんの選挙戦の応援をしていた頃のことを思い出しました。
こちらは力道山と猪木さんの書いた「闘魂」。並べて見るのは、さすがに初めて。
猪木さんが使っていた練習着も懐かしいですが、背後の東スポ撮影の写真がまた、気が利いていました。大阪での猪木の試合が数多くセレクトされていました。ゴッチ、パターソン、シン、アンドレ、バックランド、ハンセン・・全て今は無き「大阪府立体育会館」での試合のもの。僕は全試合会場で観戦していました。
1番見たかったのはこれ。モハメッド・アリ直筆の猪木さんへの手紙。この手紙の中でアリは、「私の人生でいろんな相手と戦ってきたが、あれだけ肉体的にも精神的にも強かったのは君だけだった」と猪木さんを称えています。
そして、何よりも興味深かったのは、追伸として書かれた部分です。
After this pleasant occasions we shall fight in your beautiful country after the 1st of the year.
「この素晴らしい式(アリの結婚式)が終わった後、私たちは、美しいあなたの国で闘おう」。
当時はいろいろと騒がれ、後に猪木ーアリの再戦は異種格闘技戦の為のアドバルーン等と揶揄されもしましたが、本人たちは少なくとも再戦を視野に入れていたことが分かります。手紙は猪木さん自身が木製の額に入れたままの状態で展示されています。これまで表舞台に出ることが無かった、世紀の一戦が真剣勝負であったことを明かすこの手紙こそ、猪木展のメインでした。