大阪・梅田の駅前第1~第4ビルって、いろんなお店が消えては生まれ、今日に至っているのですが、今尚営業中で、「ええっ!」って思うのがこのお店。第2ビルの地下1階の中古CD店です。
駅前ビルや丸ビルの辺りは、闇市が並んでいました。大阪駅前再開発の際に残っていた店舗が、この駅前ビルの中に立退きで移って来たため、「このお店の利益で、家賃を払えるの?」と思うようなお店が、今でも残っていると思われます。ここはそんなお店の中の1軒。売れ残ったCDや書籍が数点並ぶだけのお店なのですが、潰れない不思議なお店です。正面に飾られたジョン・ウェインのポスターが僕の目を引いたのですが、高くて買う気にもならない!因みにその前の映画「トラック野郎」のポスターは、額にも入っていないのに3万円です 😱😱😱 失礼ながら、お店なのか物置なのか・・という店構え。でも、古書店もそうですが、個人売りではなく業者間の取引で利益を上げている所も多いので、懐具合は見た目だけでは分かりません。
第4ビルの地下1階には、昔々ソウル五輪の頃には、ニノミヤムセンがあり、僕はそこでビデオテープ、カセットテープのコーナーでアルバイトをしていた時期があります。第3ビルと第4ビルを結ぶ東側(御堂筋側)通路の地下2階には、「銭湯」もありました!
大阪で最初にワーナーブラザースの正規レンタルビデオを扱ったレンタルビデオ店も、第3ビルの地下1階にオープン。僕はすぐにそこに行ってレンタルし、ジョン・ウェインの字幕スーパー入りの映画をダビングしました。僕が英語でアメリカWBに手紙を送り、為替を送り、個人で西部劇を輸入に成功した時、その値段が1本12,000円ほどでした。(勿論字幕無し)その作品は「リオ・ブラボー」と「11人のカウボーイ」。その4年後に日本語字幕入りが出たのが1,6000円くらいだったと思います。だから、梅田まで電車賃を使ってレンタルに行き、ダビングしてテープ代も込みで2,000円ほどなら本当に安かった。今ではDVDの新品が1,000円もしないのに。
時代の流れと円高ドル安は、世の中の商品価格を大きく変えました。ニノミヤムセンも銭湯も今は影も形も残っていません。
そして現在ではコロナ禍が、全ての人の仕事に大きく影響しています。でも僕は、COVIDよりそれで動く人々の方が怖い。政治家、メディア、大衆。COVIDそのものは罹患しなければ僕の生活には全く影響はありませんが、それを使って政治やビジネス、その他の活動をする人たちの行動は避けることが出来ず、日々の生活が結構影響を受けるからです。コロナ禍の影響をどれだけ避けることが出来るか・・・来年の僕のテーマです。
みなさん、1年間当ブログをご訪問頂きまして、本当にありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。