著名な芸能人の自殺が多い。駅の売店でスポーツ紙の見出しを見ると、「急死」という文字が並び、「自殺」と書いているものも1部ある。正直言って、「急死」は止めて欲しい。心臓麻痺、くも膜下出血等、この歳になると他人事ではないので、「僕は大丈夫か?」と、心配に思ってしまうからです。しかし「自殺」であれば、僕には関係ない他人事だと思えます。
ただ、世間的には逆の意見をお持ちの方もいるでしょう。芸能人の自殺に自分を重ねてしまい、心を病む人もいるでしょうし、後追い自殺などが起こることもある。自殺という言葉は慎んでほしいと。
僕に言わせれば、僕と同じレベルの生活を送るなら一生困らない程の経済力を持ち、世の定年を迎える人達と自身を横並びで考え、リタイヤ後の人生を楽しく過ごせばいいのに「なぜ、自殺?」となる。
そんな今、清水圭がブログで 「芸能界引退」 を宣言していたことを知りました。僕と同じような世代で、似たような学歴を持ち、香坂みゆきさんを奥様に持つ彼。自身の事業には今後も関わるのだろうが、第2の人生に舵を切ったようで、僕が考える生き方を選択したことに好感を持ちました。
人間、人生をダラダラと生きるのは良くない。節目を知り、その都度気持ちを切り替えて、自分に無理のない生活を送れば良いと考えます。仕事を辞めていくらの蓄えが必要か等、心配事は誰にでも無数にある。でも、人生の終わりがいつかが分からないから、計算のしようがない。
一昔前は55歳が定年だった。それがドンドン延びて行きますが、働くこと=美徳とは僕は思わない。お金が十分あれば、僕は働かない。自由になった時間で社会貢献するなり、自分のやりたいことを楽しむ。仕事は今日まで楽しんで来たけれど、あくまでも生きて行くのに必要なお金を稼ぐためのものであり、仕事=人生などとは考えたこともない。
足ることを知り、どれだけ残されているか分からない時間を、如何に楽しんで健康に過ごすか?今の僕の最大のテーマはこれ。芸能人の中にも、きっぱりと引退するアラカンが増えることは良い事だと思います。