ベガスでの記者会見がYouTubeで流されましたが、9月に日本で、朝倉未来がプロボクシング5階級制覇フロイド・メイウェザー・ジュニアと試合をすることが決定しました。
ボクシング界の闇と言うか、昔ながらの興行の汚い部分を21世紀になっても引きずっているメイウェザーを、朝倉には倒してもらいたいと熱望しています。
会見中もメイウェザーはいつも通り自分の宣伝に終始。僕は英語が分かるので、聴いていてイライラしました。これからゴングが鳴るまでの間、ず~っとあれこれ注文を付け続けるのでしょうが、ゴングと共に、このボクシング界の闇を体現しているメイウェザーを、朝倉には粉砕してもらいたい。
那須川天心が少し前に、メイウェザーには負けましたが、あれはプロモーター筋の「金儲け第一主義」の犠牲になってしまっただけ。僕は朝倉なら、メイウェザーに本当に勝てると思います。後はプロモーターの榊原らに振り回されないよう、朝倉にこそ「ガタガタ言うなら試合を中止しましょう。こっちは別に構わない」という態度で、ゴングが鳴るのを待ってもらいたい。
朝倉は「僕はMMAファイターなので、世界に名を売るために利用させてもらいます。倒します」と、記者会見では一言だけのコメントでした。その通りで、ルールは総合格闘家の朝倉から、寝技も蹴りも奪ったボクシングルールになると思われます。
これはある意味、21世紀の猪木ーアリ戦だと僕は思います。ボクシングルールであっても、朝倉は自分のスタンス・距離感で戦えば、メイウェザーにとっては物凄くやり難い試合になるので、朝倉の勝つチャンスは十分です。肩書は立派ですが過去の遺物に、若者の勢いで向かってもらいたい。
メイウェザーと戦うことにより、朝倉はその後、世界中のいろんな選手と戦うことが可能になると思いますので、現在のプロモート筋とも手を切って、海外に活動の拠点を置き、UFCなどでやりたい試合を実現させて引退という、自分の夢を叶えて欲しい。
後はメイウェザーがいろいろと情報を集めて行く過程で、朝倉から逃げない事を祈ります。朝倉が勝てないと思う方は、格闘技について勉強する良い機会だと思います。