青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

ナビオ阪急は今・・・

2019-08-30 | 昭和・懐かしい大阪の風景

ナビオ阪急、今はHEPナビオと呼ぶそうです。若い人に、そう注意されました。(笑)ナビオ阪急は2007年に、経営不振で映画館以外全て閉店したそうです。僕、その時期は大阪を離れて、横浜~東京で過ごしていた時代なので、全く知りませんでした。😱

HEPは、「Hankyu Entertainment Park」=阪急エンターテインメント・パークのことで、元阪急ファイブと梅田コマを建て替えたビルがHEPファイブだと。

映画館に関して言えば、ナビオ阪急時代は、8階に「北野劇場」「梅田劇場」「梅田スカラ座」があり、1980年のこけら落としの作品は「レイズ・ザ・タイタニック」(北野劇場)「将軍 SHOGUN」(梅田劇場)「アーバン・カウボーイ」(梅田スカラ座)。僕はこの時、3本共観に行きました。先輩がバイトで「もぎり」をしていたので、全部タダ。(笑)「レイズ・ザ・タイタニック」は、こけら落としという事で、全国より早く先行上映されていました。

その後、20世紀の終わる少し前に、「ナビオシネ4」「ナビオシネ5」が増設され、「ナビオシネプレックス」と呼ばれましたが、今は増館したり、梅田劇場と梅田スカラ座を分割したりで、8館から成る「TOHOシネマズ梅田」になりました。映画館の話なら、若者より詳しいぜ!と威張っても仕方がありませんが。(笑)3階にはナビオ美術館、2階にはウエスタン・ファッションの「FUNNY」があったのを知っている方・・いたら嬉しいな。(笑)



久々にナビオに行くと、スパゲティの専門店「壁の穴」がまだあります。昔はいつも行列が出来るナビオの名物店だったので、行ったことがある人も多いと思います。でも、改装を何度したのかは知りませんが、今とは違い、開店当時が1番ゴージャス感があったと思います。太めのパスタで、やや濃い味付けだったという記憶が。

そして6階のナビオホール。当時は写真上のように、高校生ではちょっと敷居の高い喫茶コーナー、確か新阪急ホテルの出店がありました。ところが今では、その喫茶コーナーは縮小され、子供が走り回ることが出来るような場所に格下げになっていました。「飲み放題」なんてのぼりまであり、昔の高級な雰囲気は全く残っていません。

何かどこに行っても、高級感がない。昔は梅田はちょっと服装にも気遣って、「お出掛け」する場所だという認識を僕は持っていましたが、今は普段着というか、駅前商店街と同じ感覚の場所になってしまったような気がします。三番街も高級感がありましたが、名物の「アクアマジック」を壊してまで、今はやたらと広いフードコートを作り上げています。やかましいというか賑やか過ぎる一角は、足を向ける気持ちに僕はなりません。

みなさんは梅田に対して、そんなちょっと寂しい気持ちになったことはありませんか?


芦有道路・喫茶 ウェザーリポート

2019-08-23 | 昭和の喫茶店

喫茶店「ウエザーリポート」と言えば、神戸・須磨ドライブデートで多くの方が70~80年代に立ち寄った場所。ここでも紹介しました。

関西の方がドライブデートで神戸方面へ向かえば、必ずと言って良いほど立ち寄った場所でした。しかし、その姉妹店があったことをご存知の方はどれだけいるでしょう?あったんです!

宝塚・逆瀬川の方から六甲に上るドライブの時、芦有道路を走ると、その途中に奥池という綺麗な池がある眺めの良い場所があり、その畔に「ウエザーリポート」の姉妹店があったのです。

僕が免許を取って、最初に六甲ドライブへ行った時にここに立ち寄りました。残念ながら当時のお店の写真はありませんが、その時の「奥池」とマッチの写真は今もこうして見ることが出来ます。

その後数回しか行く機会がありませんでしたが、いつの間にか歴史から姿を消したお店でした。僕以外にも行ったことがある人は大勢いると思いますが、僕の友人でここに行ったことがある人は少数です。神戸垂水のウェザーリポートとは違い、人も少なく雰囲気の良い場所でした。


神戸垂水・喫茶 ウェザーリポート ~みんな行ったよね!

2019-08-16 | 昭和の喫茶店

昔は「ちょっと行こうか」という場所がいくらでもあったのに、今は探しても無い!本当にあった僕らの遊び場所をご紹介するのが、この「昭和の喫茶店」シリーズです。

免許を取って自動車を手に入れたら、そして横に乗ってくれる人がいれば、ちょっと神戸までドライブ、少し足を延ばしてここに行ったことがある人も・・いや、みんな行ったと思います。(笑)行ったことのない人は車が無かったか、あるいは友人がいなかったか・・・今になって、ちょっと寂しい思いをしているのでは?

「ウエザーリポート」

垂水の辺りの、国道2号線に面して立つカフェ・レストラン。明石海峡や淡路島の眺めも良かったウエストコースト調のお店でした。カップルやグループで賑わっていました。11時から24時まで営業していたので、姫路の友人を訪ねる途中、夜中に立ち寄った時は雰囲気が良かった。ただその時は1人だったので、ここは1人で来る場所じゃないと痛感しました。(笑)

1984年当時、コーヒー500円で、軽食メニューが沢山ありました。若干お値段高目だったのかな?写真に写っている、灰皿・・・いろんな店で見ました!(笑)この当時は僕も喫煙していたという証拠です。

もし今もこのお店があれば、本当にもう1度行きたい。失ってから、本当に価値を感じるものや場所・・・それが思い出というものなのでしょう。ところが現実には、「ウエザーリポートも芸がない・・・」と、ここにも行き飽きてそう感じてしまったのが若き日の僕たちでした。常に新しい物、楽しい物に目を向けて行くのが「若さ」だったのです。

 

ビルの中を高速が貫通する!大阪の “珍” 光景

2019-08-09 | 昭和・懐かしい大阪の風景

阪神高速にはユニークな光景がありました。大阪・中の島のビル群の「ビルの中」を、高速道路がついこの前まで通っていたのです。阪神高速11号池田線の中之島分岐と出入橋出口の間で、朝日新聞ビルの中を貫通していました。子供の時から、未来都市を走っているようで、ここを車で走るとワクワクしたものでした。

「高速道路とビル、どっちが先?」

“Which comes first, the building or the highway?”

答えは同時。1964年に、高速道路がビルの中を通るように設計されて作られました。2013年、朝日新聞社ビルや、フェスティバルホールの建て替え時に、この光景は無くなりました。

しかし、現在は同じ空港線・空港から大阪に向いて走ると、「梅田」出口の手前に「TKPゲートタワービル」があります。このビルのど真ん中を高速道路が貫通している景色を楽しむことが出来ます。


宮崎~日南の青い空

2019-08-02 | 昭和・懐かしい大阪の風景

暑い日が続きます。室内での熱中症が心配です。ここ数年、夏が来るたびに災害の被害報告を聞く回数が増えているのが、とても嫌な感じです。5年先の夏を想像すると恐ろしくなります。

この写真は、ハナテン(関西の大手中古車センター、今はもうありません。)で、僕が最初の車、トヨタのスプリンター・レビンを買った1週間後、宮崎に行きドライブを楽しんでいる時の写真です。昭和59年(1984年)の夏でした。

ところがホテルで宿泊した翌日も朝、駐車場に行くと、ガソリン臭い。フューエルポンプに穴が開き、そこからガソリンが漏れていたのです。JAFを呼んで修理工場へ運んでもらい、代車で宮崎旅行を楽しむ羽目になりました。トホホ・・・です。

どこまでも続かのような青い空と、フェニックスの大通り。青島での海水浴や都井岬で野生馬と遊んだことは良い思い出です。お気に入りの音楽を編集した、カセットテープの音楽をカーステで聴く。アルバート・ハモンドの「It Never Rains In Southern California (カリフォルニアの青い空)」や、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「Do You Believe in Love」が、ドライブにピッタリでした。

あの頃の夏は、今とは快適さがまるで違うような気がします。