暑過ぎる地獄の夏も、少しマシになった気がします。それでも、公園や虫捕りが出来るような場所でも、子供たちを見ることが無いし、市民プールに向かう子供も見ない。日本の夏は一体どうなるのか?
僕が子供の頃の夏休みといえば、ホラー映画ではなく、怪談や妖怪、心霊写真の類がお茶の間を賑やかしていました。その後は超能力やUFO、ネッシー、そして古代文明の謎と、オカルトや超常現象も取り上げられ、興味津々で番組を見たものです。TVだけではなく、そういうものを特集した本もむさぼり読みました。奈良の遺跡にも足を運び、豊臣の財宝や隠れキリシタンの遺跡を探したり、石器や化石を探しにも行きました。
「謎」とされるものに興味を持つことから、歴史を勉強したり地理を学んだり、旅行に行くのが好きになったり。楽しく友人達と「ああでもない、こうでもない」と語り合ったものです。
だから、大人になってもこういう本があると、ついつい読んでしまう。答えの出ない謎解き、もしかしたらフィクションかも知れませんが、こういうものが楽しい。80年代に「インディ・ジョーンズ」シリーズが面白かったのも、こういうベースがあったからかも知れません。
この手の本は定期的に出ているらしく、こういう本も見かけました。
いい大人が読む本ではないと笑われるかも知れませんが、この手の本を読むには幅広い雑学だけではなく、歴史も地理も、海外の文化も知っていないと楽しむことは出来ません。「その国どこにあるの?」「それ、誰?」では、楽しめないのです。
子供は「どうしてお空は青いの?」等の「どうして?」「なぜ?」攻撃を親に次々と繰り出して来るものですが、その後、自分でいろんなものに興味を持ち、自分で考えるようになるのかどうかが問題。攻略本を片手にゲームに勤しむようでは、かなり残念な気がします。
たまには「こういうのが昔はあったな~」と、こういう本を読んでみると、意外と「へ~、今はここまで分かっているんだ」とか「こういう発見があったんだ」と新しい展開や最新の情報を知り、僕らの子供時代のままで、こういう話は終わっていないことが分かります。
謎解きは、いつも楽しい!