青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

校長・教頭の昇任試験廃止に思う

2020-09-12 | 今を考える

10日の新聞・1面トップで取り上げられました。全国初「校長・教頭の昇任試験廃止」。

教員の友人の多くが、現場が1番面白い。教頭・校長などなりたくないと言います。僕はそうは思わない。世の中には「自分は賢いけど、教え方は下手」とか「生徒の気持ちが分からない」教師は山ほどいます。なぜなら会社員と違い、採用された途端に個人事業主みたいなもの。誰かについて仕事を学び、一人前になって行くという過程が少ない。

「優秀な先生が現場が1番」等と言っていたら、その先生の生徒は伸びたり、楽しい学校生活を送ることが出来ますが、そうでない先生についた生徒は、学校に良い思い出が1つも残りません。だから、優秀な先生には、教頭・校長という管理職になって、優秀な教員を増やしてもらいたい。優秀な先生が現場にしがみついていては、優秀な先生は増えない!実りある学校生活を送れる子供が増えない!

民間企業では優秀な人は、出世をして、責任ある仕事をしたいと思うもの。「一生平社員でいたい・・」なんてヤル気の無い人間は、僕なら雇用しません。そういう意味では教員にも、現場で生徒数十人を指導するより、良き指導者を育成することで、桁違いの多くの生徒を幸せにすることを考えて欲しい。

最近は、子供を伸ばしたいとか、子供たちに楽しく学校生活を送って欲しい。そのための一翼を担いたいという気持ちの先生が、とても減ったような気がします。

ただ、このシステム。1つ間違えば、校長・教頭の質の低下や派閥問題を起こしてしまうような気もしますが・・・。

読者の皆さんは、今回の改革、どう思いますか?

 



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