なかなか街で見かけない「日本製マスク」、ネットでつい見つけて買ってみると、役に立たない代物だったという話が最近多い。それならまだマシで、買った本人が、役に立たないものだと知らないままのケースも多いのです!
薬局、ドラッグストア、スーパー、果てはディスカウントショップ。身の周りのあちこちで、今やマスク購入は可能です。
毎日使うものだから、少しでも値段は安い方が嬉しい。しかも、最近は感染者数も激増していないし、重傷者も少ないようなので、つい安心してしまいます。そこで、「全国マスク工業会・会員」のマークも付いていない、VFE試験、PFE試験の表示等もない安価な箱入りマスクを買う人が増えているようです。
このお店は、お菓子屋さんなのに、店頭にズラリと並んでいるのは中国製マスクの山。マスク工業会のマークがついているものなんて、1つもありません。
そのマスク、手に取ってよく見れば中国製マスク。左右の頬から人差し指が容易に入る。くしゃみをすれば飛沫が容易に飛び散り、息をすれば周囲の匂いも嗅ぎ分けられる。着用してもしなくても効果は同じようなマスクです。
これからインフルエンザが流行するような時期に、そんな「ガバガバ」「パカパカ」マスクを、何の為に購入するのでしょうか?自分の身体、お子さんの健康を考えれば、絶対に今のうちに値段が高くても「日本製マスク」を買うべきです。
「インフルエンザなのか、コロナウイルスなのか?」という問題で、この秋~冬に医療機関が頭を抱え、患者がどこに行けばいいのか?どこに電話すればいいのか?と困る可能性が高い。その1人になる前に、感染予防という観点から、効果のある良品・日本製マスクを買うのは当然だと思うのです。
ユニチャーム7枚入り(420円前後)に、粗悪な中国製マスク20枚ほどをセットで2800円程度でネット販売しているところがあちこちにあります。こういう抱き合わせ商法って・・・。
また、日本製のユニチャーム・マスクであっても、特に「ソフトーク」には十分注意をして下さい。ネット販売の場合、それがどのようなマスクであるかを、敢えて説明しないで誤魔化して販売しているサイトが山ほどあります!
ユニ・チャームの「超立体・ソフトーク」マスクが、息がしやすい、暑くない・・と、楽天やアマゾンではいつでも購入出来ますが、よく注意して下さい。ソフトークには2種類あります。1つはサージカルマスクではありません。1層構造で、30umの粒子に有効。これを買っても意味がありません。通常コロナ対策に必要なのは、下のサージカルマスク、3層構造、3umの粒子に有効。この2つは全然効果が違います。ネットでQ&Aを見ても、みんな2つを混同しているし、ネット販売業者は上記のような違いに、全く言及していません。知らない人に巧みに、用途の違うマスクを販売しようとしています。
また、上の写真の下の3層構造・サージカルマスクの、ユニ・チャーム超立体マスクにも2種類あり、下の写真は鼻の横に「ノーズフィット」(針金のようなもの)が入っていないもので、まともなドラッグストアで見つければ、30枚入りの箱で700円程度で買える超お得な製品なのです。それを何千円もの値段で、アマゾン・楽天などでは販売しています。
消費者も賢くならないと、本当に騙される時代です。情報は多過ぎると、何が正しく何が間違っているかが分からなくなります!